プリンスの自宅に出された捜査令状の内容によると、亡くなる前日にプリンスに薬物を処方した医師が取り調べを受けているという。
プリンスは現地時間4月21日にミネソタ州のペイズリー・パークの自宅で57歳で亡くなっている。死因はまだ公表されていないが、警察は彼が処方薬の過剰摂取で死亡した可能性について捜査中であることを認めている。検死解剖の結果、鎮痛剤であるパーコセットがプリンスの遺体から検出されたことが明らかになっている。
捜査令状は現地時間5月5日に申請されているが、地元テレビ局「KSTP-TV」と『LAタイムズ』紙が情報を入手したことで公表されている。令状には、マイケル・トッド・シューレンバーグ医師が4月7日と20日にプリンスを治療を行い、薬物を処方していたと記されているという。処方された薬物は特定されておらず、プリンスが実際に薬を摂取したかも明らかにされていない。
報道によれば、捜査員がシューレンバーグ医師の取り調べを行い、同医師が勤務するノース・メモリアル・メディカル・センターも捜索されているという。病院の広報担当者は、シューレンバーグ医師がクリニックのプライマリケア医だったが、現在は勤務していないと明かしている。
警察は現地時間5月10日の午後に、再びプリンスのペイズリー・パークの自宅の捜査も行っている。カーバー郡保安官の副部長はAP通信に対して、警察は「綿密に」調査を続けていると語っている。
先日、プリンスが遺書を残していなかったことから、彼の遺産相続人を確定するためにDNA鑑定の要求が許可されていることが明らかになっている。
また、プリンスの死後に繰り広げられている彼の遺産をめぐる騒動によってミネソタ州で新しい法案が制定されることになっている。
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