イーグルス・オブ・デス・メタルが先週末にトロントで行ったライヴで、男性の耳が噛み切られる事件が起きている。
イーグルス・オブ・デス・メタルが現地時間5月7日の夜にトロントのオペラ・ハウスでライヴを行っている最中に、この事件が起きたという。ドラマーのヨーマ・ヴィックが、最初に衝撃的な瞬間を報告したという。ヨーマ・ヴィックは、現在は削除されているフェイスブックの投稿に男性が「耳を噛み切られた」ことを明かし、「こんなのは初めてだ!」と投稿したという。
オペラ・ハウスの総支配人であるアシーナ・エリナス=タワーズは、後から事件が起こったことを認めている。「わたしは何も目撃してはいないのですが、2人の観客の間で衝突があったようなんです」と音楽チャンネル「aux.tv」に彼女は語っている。「事件の発端となった男性一人が逮捕され、起訴されています。嫌疑についてはわかりませんが、ただ彼が逮捕されるところは見ました。警察から私への説明はまだありません。私たちが警察を呼んだのは、悪質な事件だと考えたからです」
続けてアシーナ・エリナス=タワーズは、観客の中にいた女性が床から噛み切られた耳を拾って会場のスタッフに手渡し、そのスタッフが救急医療隊員が到着するまでその耳を氷に入れて保管しておいたことも明かしている。「こんなことは初めてです」と彼女は語っている。「私のところに来た人が何が起こったか話してくれた時は、到底信じられませんでした」
このライヴに来ていた写真家のゲイリー・ウィリアム・オグルは、明らかに生々しい耳の画像をインスタグラムに投稿している(閲覧に御注意ください)。
https://www.instagram.com/p/BFIgqUbJsku/
イーグルス・オブ・デス・メタルは、レディング&リーズ・フェスティバル、プックルポップ、ロック・オン・セーヌといった一連のフェスに出演するために8月にヨーロッパに戻ってくることとなっている。
イーグルス・オブ・デス・メタルは、89人が殺害されたバタクラン劇場でのテロリストによる襲撃から3ヶ月後となる2月にライヴへの復帰を果たしている。イーグルス・オブ・デス・メタルはパリのオリンピア劇場で復帰公演を行っており、バタクラン劇場テロ襲撃事件の生存者900人近くがこのライヴに無料で招待されたという。
ジェス・ヒューズは、バタクラン劇場の警備員が何が起こるか事前に知っていたのではないかと主張していたが、3月にパリ襲撃事件に関するコメントを撤回している。
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