20年近い活動を経て、2013年にバンドを脱退した元スリップノットのドラマーであるジョーイ・ジョーディソンが、ヴィミックという新バンドを始動させている。
ヴィミックはジョーイ・ジョーディソンにとってバンド脱退後、初となるプロジェクトで、かつてのサイド・プロジェクトだったスカー・ザ・マーターのメンバーと再び手を組んでいる。
バンドのファースト・シングルである“Simple Skeletons”は「シリウスXM」で初公開されており、デビュー・アルバム『オープン・ユア・オーメン』は今年ロードランナー・レコーズからリリースされる。
新曲“Simple Skeletons”の音源はこちらから。
「新鮮な形で始めたいというのを決めてたんだよね」とジョーイ・ジョーディソンはラジオ司会者のホセ・マンジャンに語っている。「昔のアイディアを焼き直し続けるようなことはしたくなかったんだ。やり続けるなら、自由の身になって、過去のことを水に流して、再出発したかったんだよ。だから、バンド名も新しいものにして、スカー・ザ・マーターの3人のメンバーに加えて、新しいヴォーカリストとキーボーディストを迎えたんだ。それで、地下室に入って、デモの音源を作って、すべてが回り始めたんだ」
2013年のバンド脱退の際、その理由については「個人的なもの」とされている。「大きな痛みを伴いますが、個人的な理由を鑑みて、ジョーイ・ジョーディソンとスリップノットは別の道を行くことになりました」と2013年12月に発表された声明では述べられている。「今後の未来がどのようなものであれ、ジョーイの最善を願っています。皆さんの多くがどうしてこのようなことになったのか知りたいのを理解しています。我々は近い将来、その問いに答えるべく最善を尽くすつもりです」
一方、スリップノットのフロントマンであるコリィ・テイラーは、バンドが前進し続けるためにサウンドを変えていくことをほのめかしている。
そのマスクで知られるスリップノットは最新作『.5:ザ・グレイ・チャプター』を2014年にリリースしている。今週放送されたインタヴューにおいて、コリィ・テイラーは、アメリカのラジオDJであるフル・メタル・ジャッキーに質問を受けており、その内容はバンドの未来をどのように思い描いているか、また、年を重ねることについてはどのように順応していくのかというものとなっている。
コリィ・テイラーは、そういった事柄については、彼自身もバンド・メンバーたちも既に考え始めていると認めている。「そういうことは、俺も、ショーン・“クラウン”・クラハンやジム・ルーツも、ここ2、3カ月くらいは考えてたんだよ。俺たちはどこに向かって行くのか?みたいなね。つまり、俺たちのバンドって、今までずっと人が通ってこなかった道を進もうとしてきたからね」とコリィ・テイラーは語っている。
「俺たちはいつでも、自分たちの生み出す音楽の幅を広げようとしてきたし、言いたいことを伝えるため、そして俺たちの信念やメッセージを貫くための新しいやり方を見つけようとしてきた。そして、どこかのタイミングからか、音楽が進化しなければいけない時が来ているように思う。それは始まりの日から、このアルバムまでの中で、そうなったんだと思ってるよ。俺たちはこれまでに、自分たちの音楽的な守備範囲を拡大するべく本当にいろいろとやってきた。だが、それと同時に、どこかのタイミングで更にひねったりとか、変わったりとかしないといけないと思ってて、それってつまり、闘いがいつ終わりを迎えるんだ?って話なんだよ。あることについて、言いたいことを全部言い切れたって感じるのはいつなんだ?ってね」
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