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ジュリアナ・ハットフィールドは、ニルヴァーナのカート・コバーンが亡くなる前年に彼女宛てに送った手紙を売却することを考えているという。

元ブレイク・ベイビーズのシンガーを務めていたキャリアを持つジュリアナ・ハットフィールドだが、1993年にニューヨークで行ったニルヴァーナのライヴの後にバックステージで、初めてにして最後となる形で僅かな時間会った後にカート・コバーンが書いてくれた手書きの手紙を「少なくとも20000ドル(約215万円)で売却することを検討してる」としている。

「手紙のなかでカートは謝ってくれたの。バックステージにはたくさんの人がいて、みんな少しでもカートの関心を得ようとして、挨拶したり、握手したりしてたし、地下の更衣室はすごく小さかったから。窮屈な騒々しい場所だったわ」とジュリアナ・ハットフィールドは「ザ・トークハウス」で手紙を売却することを決めたことについてのエッセイの中で書いている。

「会話に集中するための時間も場所もなかったの。でも、カートはほんの数分の短い時間だったけど、親切で、わたしに敬意を払ってくれたわ。そして、わたしはついに彼に会えたのが嬉しかったの」

エッセイのなかで23年にわたって保有してきた手紙を売らずにはいられなくなった理由としてマサチューセッツ州ケンブリッジで暮らす費用を挙げており、同都市について「アメリカでも最も物価の高い都市の一つ」としている。

「歴史的にも個人的にも手紙の内容が遺品として価値あるものにしているの」と彼女は綴っている。「ロックの歴史のなかでわたしが覚えられているかどうかにかかわらず、どこかに、裕福で猛烈なニルヴァーナ・マニアで、この貴重な、唯一の、カートが触れた文書を喜んで買う人がいるんじゃないかって思うのよ」

「もしあなたがこの手紙を買うのに興味があれば、少なくとも20000ドルで売却することを検討してるの」と彼女は綴っている。「というのも払わなきゃいけない家賃があるから。でも、それ以下の金額で諦めるつもりはないわ。その時は最後になって、このまま持ち続けていくことを選ぶかもしれないしね」

一方、ニルヴァーナの最後のアメリカ・ツアーでカート・コバーンが使用したギターはオンラインのオークションで100000ポンド(1550万円)の落札額が見込まれている。

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