チャーチズが8ヶ月ぶりとなるライヴで数曲の新曲を披露したことが明らかになっている。
7月15日(水)にオタワ・ブルースフェストに出演したチャーチズは、“Clearest Blue”、“Make Them Gold”、そして次のシングルである“Leave A Trace”という3曲を披露している。
翌日の7月16日の朝、バンドはセカンド・アルバム『エヴリー・オープン・アイ』の詳細を発表しており、2013年発表の『ザ・ボーンズ・オブ・ワット・ユー・ビリーヴ』に続く本作は9月25日にリリースされる。
同日の夜、“Leave A Trace”の音源は、BBCレディオ1の「アニー・マック・ショウ」で初公開されている。
オタワ・ブルースフェストでの新曲の映像はこちらから。
アルバムのトラックリストとアートワークは以下の通り。
‘Never Ending Circles’
‘Leave a Trace’
‘Keep You on My Side’
‘Make Them Gold’
‘Clearest Blue’
‘High Enough to Carry You Over’
‘Empty Threat’
‘Down Side of Me’
‘Playing Dead’
‘Bury It’
‘Afterglow’
‘Get Away’
‘Follow You’
‘Bow Down’
ウェブサイト「ピッチフォーク」の最新インタヴューで、ヴォーカルのローレン・メイベリーは、ニュー・アルバムの最後を飾る予定のトラックについて「emosh(=すごくエモーショナル)」であると語っている。
メンバーのイアン・クックによれば、2013年のデビュー作『ザ・ボーンズ・オブ・ワット・ユー・ビリーヴ』に続く本作について、デビュー作と比較して「20パーセント変わって、より大きく、よりよい」ものにすることが背景にあったという。
ニュー・アルバムの制作において、メンバーのマーティン・ドハーティはバンドの音楽にある種の「敷居の低さ」を保ちたかったのだと説明している。「なかには、一度みんなに好かれるようなアルバムを作ったら、次からはみんなに好まれた部分をあえて排除して、ディープで思慮的でダークなアルバムを作ろうとするバンドっているじゃない? でも、僕は『熟成された』アルバムは作りたくなかった。とは言っても、甘ったるいくだらないものを作りたかったわけじゃなくて、歌詞の内容にはこだわりがあるし、今までと同じような感情を極限まで押し進めてる。でも出来る限り、敷居の低さのある作品にしたいと思ったんだ」
収録曲の歌詞について、メイベリーはこう述べている。「制作期間が長かったぶん、このアルバムには良いことや悪いこと、始まりや終わり、いろんなことが詰まってるの。今は別に私の身の回りはゴタゴタしてないけど、アンチ・ラヴソングも書いたのよ。最後の曲“Leave a Trace”は、中指を立てたくなるような曲ね。その時どんなふうだったかっていう。『もうこんな話し合いは必要ない――解決策はないし、お互いに気持ちが晴れない。現実を打破するような結果だって生まれない』っていうね。気持ちを曲にぶつけるのは気持ちがいいわ。建設的なことよね。他人になすりつけないで、自分で対処するの。歌詞を書くときはいつもそうしてきた。昔の恋人たちはもう友達でもなくなっちゃったけど、それでも別に気にしてないわ」
また、『NME』に語ったところによれば、マーティン・ドハーティはニュー・アルバムの構想について、前作の『ザ・ボーンズ・オブ・ワット・ユー・ビリーヴ』よりも「無駄な部分をなくしたい」と今年の初めに語っていた。
「少ない楽器で、多くのことをできるようにしたいんだ。マイケル・ジャクソンやプリンスの曲を聴くと、素晴らしいベースラインやドラム、そしてヴォーカル以外、何もないんだ。そんな方向を目指したいね」
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