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スリップノットのコリィ・テイラーは、バンドが前進し続けるためにサウンドを変えていくことをほのめかしている。

そのマスクで知られるスリップノットは、ファースト・アルバムを1999年にリリースし、最新作『.5:ザ・グレイ・チャプター』を2014年にリリースしている。今週放送されたインタヴューにおいて、コリィ・テイラーは、アメリカのラジオDJであるフル・メタル・ジャッキーに質問を受けており、その内容はバンドの未来をどのように思い描いているか、また、年を重ねることについてはどのように順応していくのかというものとなっている。

コリィ・テイラーは、そういった事柄については、彼自身もバンド・メンバーたちも既に考え始めていると認めている。「そういうことは、俺も、ショーン・“クラウン”・クラハンやジム・ルーツも、ここ2、3カ月くらいは考えてたんだよ。俺たちはどこに向かって行くのか?みたいなね。つまり、俺たちのバンドって、今までずっと人が通ってこなかった道を進もうとしてきたからね」とコリィ・テイラーは語っている。

「俺たちはいつでも、自分たちの生み出す音楽の幅を広げようとしてきたし、言いたいことを伝えるため、そして俺たちの信念やメッセージを貫くための新しいやり方を見つけようとしてきた。そして、どこかのタイミングからか、音楽が進化しなければいけない時が来ているように思う。それは始まりの日から、このアルバムまでの中で、そうなったんだと思ってるよ。俺たちはこれまでに、自分たちの音楽的な守備範囲を拡大するべく本当にいろいろとやってきた。だが、それと同時に、どこかのタイミングで更にひねったりとか、変わったりとかしないといけないと思ってて、それってつまり、闘いがいつ終わりを迎えるんだ?って話なんだよ。あることについて、言いたいことを全部言い切れたって感じるのはいつなんだ?ってね」

音楽サイト「ブラバーマウス」によると、コリィ・テイラーは次のように続けているという。「これは俺の人生がうまいこと行かないからって、そのことで俺がいつまでもイラついてるっていう意味じゃないんだ。そうじゃなくて俺は、愚痴るっていう行為のためだけに愚痴を言う年寄りだと思われたくないんだよ。自分としてもそういう気持ちに絶対なりたくないしね。だから、どこかのタイミングで、メッセージとかアプローチっていうのは変わらないといけない。じゃあ、それでスリップノット的な感じは残るのか?ってことになるよね。当然さ。俺たちが書くのは、ある一定のタイプの音楽であって、たとえそれがものすごくいろんな要素を含んでたり、変化に富んだものであったとしても、俺がスリップノット的な音楽だって考えるものを書く。だけど、いつかはそういう音楽も進化して何か新しいものにならなくちゃいけないんだ、なぜなら、俺たちのメッセージが変わらなくちゃいけないからね。自分や他人をブチのめし続けるってことは出来ないんだよ、もう既に同じことを済ませてるならね。『無駄骨を折る』っていうっていう昔からの言い方が思い浮かぶけど。しかも、それは正しい。もし25歳の俺にそういう質問をしてたら俺は、あんたイカれてるな、って答えてただろうね。だけど、今や俺も42歳で、将来的にスリップノットが音楽的にどんな意味を持っていくのかっていうことに関していえば、興味深い質問だよ。いろりお考える余地のある可能性が広がってるからね」

今年に入って、コリィ・テイラーは、あるインタヴューにおいて、スリップノットにおける自身の役割について語り、将来的にある時点でスリップノットから「身を引く」かもしれないと発言したことで、説明を強いられている。

スリップノットには、この夏にマリリン・マンソンとの北米ツアーが予定されている。両バンドがダブル・ヘッドライナーを務め、サポート・アクトとしてオブ・マイス・アンド・メンが発表されている。

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