プリンスについて裁判所も遺書を残さずに亡くなり、資産については銀行に預けられていることを認めている。
ゴシップ・サイト「TMZ」が取得した法的文書によれば、現地時間4月27日にミネソタ州で審問が開催され、妹のタイカ・ネルソンが届け出ていたように遺書が残されていないことを裁判所もも認めている。
プリンスの資産は彼の兄弟や姉妹に均等に分配される見込みで、プリンスの財産管理者としてはプリンスのメインバンクであるブレマー信託が任命されるという。遺産相続者の弁護士が出席する法廷が6ヶ月以内に開催される見込みとなっている。プリンスの資産の総額は1億5000万ドル(約165億円)と見られている。
報道の通り、プリンスは現地時間4月21日に自宅のペイズリー・パークで、享年57歳で亡くなっている。プリンスはスタジオでもある自宅のエレベーターで倒れているところを発見された。同日の午前10時7分に亡くなったことが宣言されている。検死は既に行われたが、死因についてはまだ明らかになってない。
一方、プリンスの弁護士は、プリンスがドラッグのオーヴァードーズで亡くなったという報道を否定している。
プリンスの弁護士で、元マネージャーであり、25年の親交があるL・ロンデル・マクミランはAP通信に対して、プリンスが「懸念となるような薬物は摂取していなかった」と語っている。
しかし、L・ロンデル・マクミランは薬物療法の一種を受けていたことは認めた上で、「誰しも薬物療法は行います。問題は危険な形で薬物療法を行っていたかどうかです」と続けている。
L・ロンデル・マクミランはプリンスによるハード・ドラッグの使用についても否定している。「プリンスを知っている人であれば誰もが、麻薬に手を出すような人ではないことを知っています。それはバカげてます。プリンスを見て、『ハイになってるね』なんて言った人はいません。彼はそういう人ではないのです」
プリンスの遺体は4月23日にペイズリー・パークで近親者による葬儀が行われた後、火葬されている。
多くの人々がプリンスへの追悼の意を表明しており、バラク・オバマ大統領が「今日、世界はクリエイティヴな象徴的存在を失いました」と語ったほか、マドンナ、ポール・マッカートニー、ミック・ジャガー、フランク・オーシャン、ザ・ウィークエンド、ケイティ・ペリーらが追悼のコメントを発表している。
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