ソニック・ユースが1986年の『スピンヘッド・セッションズ』の音源をリリースすることを発表している。このセッションはケン・フリードマンの映画『メイド・イン・USA』のサウンドトラックに取り組んでいる時にレコーディングされたものだという。
サウンドトラックを完成させる前に、バンドはスピンヘッド・スタジオで行ったいくつかのリハーサル・セッションをレコーディングしていたとのことで、今回それらを合わせて、6月17日にリリースする予定となっている。
トラックリストは以下の通り。
01 Ambient Guitar & Dreamy Theme
02 Theme With Noise
03 High Mesa
04 Unknown Theme
05 Wolf
06 Scalping
07 Theme 1 Take 4
ソニック・ユースはこのセッション音源より「ブルックリン・ヴィーガン」を通して“Theme With Noise”の音源を公開している。
ソニック・ユースは、サーストン・ムーアとキム・ゴードンの離婚を経て、2011年に解散している。その後、サーストン・ムーアは浮気をしていたことが明らかになっており、相手の女性とロンドンに移住している。
ソニック・ユースはブラジルのサンパウロで最後のライヴを行っているが、2015年にキム・ゴードンが刊行した自伝『GIRL IN A BAND キム・ゴードン自伝』のなかで、その時の他のバンド・メンバーの対応を批判している。
しかし、インタヴューで最後のライヴについて振り返ったサーストン・ムーアは、ライヴの前にこれは一緒に演奏する最後の機会だとは考えていなかったと話しており、現時点でもそう思っているという。バンドについてサーストン・ムーアは「続いているし、終わらないだろう」と語っている。
「ソニック・ユースは僕ら4人の間に存在する結束なんだ。僕は『SONIC LIFE』というタトゥーも入れててね。それは僕を永遠に僕たらしめるものなんだよ。僕にとっては、続いているし、終わらないだろうね」
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