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Photo: GETTY
ノエル・ギャラガーは最新のインタヴューで、16歳の娘のアナイスについて語っている。
現在、UKツアーを行っているノエル・ギャラガーだが、『ベルファスト・テレグラム』紙の取材に応え、音楽業界におけるデジタルに対する根強い戸惑いについて明かしている。
ノエル・ギャラガーは次のように語っている。「16歳になる娘がいるんだけどさ、若者のカルチャーは理解できないんだ。それで、彼女の視点で物事を見ることを始めてるんだ」
「彼女に俺はレコードを並んで買ってたんだと言ったとするだろ。ザ・スミスのニュー・アルバムが出た時はマンチェスターのピカデリー・ガーデンのブロックを取り囲むように列ができたんだよ。でも、彼女は『バカだね』って言うんだ。レコードは携帯電話に届くもんなんだよ。今の十代はバカバカしいと思うよな。あいつらはスナップチャットをやるのに忙しくて、外に出て、アルバムを人越しに買うなんてしてらんないんだよ」
その上で、アデルの最新作『25』の記録的なセールスについて賛同できない理由に触れている。「彼女はあれだけのレコードを売ったわけだけど、みんなの手のひらの上に置いたわけだろ。誰も雨のなか、外に出て、彼女の最新作の『25』を買いに行ったりしないよ」
「俺たちは人々を家から出して、人越しにアルバムを買うために通りを下らせたわけでさ。俺たちは玄関をノックして、アルバムはいりませんかと尋ねたわけじゃない。それが違いだよ」
ノエル・ギャラガーは先日『NME』に対して、次のアルバムについて「半分まで来てる」と語っている。
「今のところ、アルバムの制作は半分まで来てるんだ。時間がある時に、5月にでもスタジオに戻ろうと思ってるよ。それで、できればクリスマスまでには完成させたいね」
ニュー・アルバムのサウンドについては次のように語っている。「完成するまで語りたくないんだ。だって、いろんなアルバムについて『これは俺の『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』だ』とか簡単に言うけど、聴いてみたら『なんだよ、このクソのことか?』と思うわけだからさ」
「言えるだろうこととしては、今回は自分自身を楽しませるために違うことをやってるってことかな。初めてスタジオで作曲してるんだ。ルールとして完成させた曲を持っていくことはしてなくて、その場で書いてるんだ。すべてがその場でその日のうちに起こるんだよ。このやり方は苛立つこともありうるわけだけど、結果は今のところ、その作品が証明してるよ」
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