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アメリカのテレビ・アニメ「ザ・シンプソンズ」の脚本家であるアル・ジーンは、プリンスが登場する予定だったエピソードの脚本を公開している。

テレビで放送されることはなかったこのエピソードは、「ザ・プリンス・エピソード」と呼ばれているという。現地時間4月21日木曜日のプリンスの死を受けて、アル・ジーンが元の脚本から抜粋した一部を公開している。

アル・ジーンはツイッターで脚本を公開しており、バートの妹のリサがプリンスのコンサートのチケットを入手した場面と、親戚のセルマがプリンスの映画『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』が大好きだと話してプリンスを驚かせている場面のものとなっている。

アル・ジーンが公開したツイートはこちらから。

「@TheSimpsons 未制作のプリンス出演の台本。ジャクリーン・アトキンス、見つけてくれてありがとう!」

「@TheSimpsons 台本に対してプリンスに異論があったのかもしれないな」

この脚本は、フリーランスの脚本家のチームが書いたものにコメディアンのコナン・オブライエンが手直しを加えたものだと反論する声もあり、実際に誰が書いたのかという噂が広がっているという。カルチャー・サイト「ヴァルチャー」は、番組の制作総指揮者のビリー・オークリーがこの脚本はコナン・オブライエン一人が手掛けたものだと語ったと報じている。

このエピソードは、「ザ・シンプソンズ」の第3シリーズ作品である、レオン・コンポースキーが自分をマイケル・ジャクソンだと信じているというエピソードの「スターク・レイヴィング・ダッド」の続きとして放送される予定だったという。

「ヴァルチャー」によると、プリンスは脚本に反対していて書き直しを求めていたとされている。残念ながら、この脚本で制作されることはなかったが、プリンスは、ホーマーがギターでミュージシャンを突き刺すというエピソードがある「ツリーハウス・オブ・ホラー XIX」などの、その後のシーズンには登場している。

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