現地時間4月23日にブルックリンのバークレイズ・センターで行われた公演で追悼の意を表してプリンスの“Purple Rain”のカヴァーを演奏したブルース・スプリングスティーンだが、その模様の公式映像が公開されている。
ブルース・スプリングスティーンとプリンスは、1984年に『ボーン・イン・ザ・USA』と『パープル・レイン』をほぼ同時期にリリースしており、『ボーン・イン・ザ・USA』は1984年7月7日付で全米チャートの第1位を獲得し、その後4週間連続1位となったが、8月4日付で『パープル・レイン』が第1位を獲得して追い抜くと、『パープル・レイン』は翌年まで24週連続1位を記録している。
同じくずっと24週間2位を守り続けた『ボーン・イン・ザ・USA』は、1985年1月19日付のチャートで第1位に返り咲いている。
“Purple Rain”のカヴァー映像はこちらから。
報道の通り、プリンスは現地時間4月21日に自宅のペイズリー・パークで、享年57歳で亡くなっている。プリンスはスタジオでもある自宅のエレベーターで倒れているところを発見された。同日の午前10時7分に亡くなったことが宣言されている。検死は既に行われたが、死因についてはまだ明らかになってない。
ブルース・スプリングスティーンは、先月ノース・カロライナ州でLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)に差別的な法案が可決されたことに抗議し、4月10日に行なわれるノースカロライナ州のグリーンズボロで行なわれる予定だった公演をキャンセルしている。
このノースカロライナ州の法案「HB2」についてブルース・スプリングスティーンは声明でこう説明している。「『トイレ法』とも呼ばれ、正式には「公共施設のプライバシーと安全法(Public Facilities Privacy and Security Act)」として知られるこの法律は、トランスジェンダーの人々がどのトイレを使用するかを指図するものです。また、LGBTの市民たちの人権が職場で侵害された場合、彼らが法に訴える権利をも攻撃するという意味でも同様に由々しき法律です」
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