プリンスは亡くなった当日の現地時間4月21日に締め切られた全米アルバム・チャートで1位と2位を独占したことが明らかになっている。
米『ビルボード』誌は現地時間4月26日に5月7日付となる全米アルバム・チャートを正式に発表するが、プリンスのアルバムが1位と2位になったことを速報で報じている。
1位となったのは2001年にリリースされたベスト・アルバム『ヴェリー・ベスト・オブ・プリンス』で、ストリーミングの数値などを合わせた合算セールスで179000枚相当のセールスを記録している。これは10872%の伸びを記録しており、伝統的なアルバム・セールスはそのうちの10万枚だったという。
2位にランクインしたのは、1984年発表の通算6作目となるオリジナル・アルバム『パープル・レイン』で合算セールスで69000枚相当のセールスを記録している。
また、3枚組のコンピレーション『ザ・ヒッツ・コレクション』もアルバム・チャートのトップ10入りを果たしており、合算セールスで41000枚相当のセールスを上げて、6位にランクインしている。
プリンスのカタログ全体の合計ではこの週に256000枚ものセールスがあったという。
報道の通り、プリンスは現地時間4月21日に自宅のペイズリー・パークで、享年57歳で亡くなっている。プリンスはスタジオでもある自宅のエレベーターで倒れているところを発見された。同日の午前10時7分に亡くなったことが宣言されている。検死は既に行われたが、死因についてはまだ明らかになってない。
多くのミュージシャンが追悼の意を表明するなか、ミック・ジャガーは次のようにツイートしている。「プリンスが亡くなったと聞いて本当に悲しんでいます。プリンスは革命的なアーティストであり、素晴らしいミュージシャンにして作曲家でした。プリンスは唯一無二の作詞家であり、驚くべきギター・プレイヤーでした。彼の才能は無限大だったのです。プリンスはここ30年において最もユニークでエキサイティングなアーティストでした」
ポール・マッカートニーも次のようにツイートしている。「クリエイティヴな巨人に神の御加護を。ありがとう、プリンス。愛を」
プリンスへの追悼の意を表明する人は後を絶たず、オバマ大統領が追悼のコメントを発表したほか、マドンナ、ケイティ・ペリーらも追悼の意を表している。
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