リリー・アレンは自身のストーカー事件についてロンドン警視庁に対して新たな批判を行っている。
リリー・アレンは週末に過去7年間、ストーカー被害に遭っていたことを明かしており、その対応について警察を批判している。「事件について誰かに語ろうとすると、壁にぶち当たるような感じなの。すごく分断されてるように感じるの。それが周りの人とも離れ離れにしてしまうのよ」
彼女のコメントを受けて、ロンドン警視庁はリリー・アレンにメールを送ってきており、このような「注目を集める」干渉によって、被害について進み出ようとする他の人々を萎縮させてしまうと示唆している。「この件が大きな注目を集めたことで、同様の犯罪の他の犠牲者たちが記事を読んで、このような事件について我々に報告する信頼感を失ってしまうことを危惧しています。なので、むしろ捜査を悪化させてしまうものが何であるかを理解できることが重要なのです」
リリー・アレンは「BBCニュースナイト」で、この返答について「被害者の侮辱だし、被害者非難だと思うわ」と批判している。リリー・アレンはUKの女性平等党とストーキング被害者のための団体であるパラディンによる連続ストーカー犯を登録するキャンペーンを現在支援している。
スコットランドのパース出身の20代であるアレックス・グレイは2009年に@lilyallenRIPというツイッター・アカウントを立ち上げて、ナンバー1を記録した“The Fear”について自身が書いた曲だと主張して、ストーカー行為を始めたという。
その後、彼はリリー・アレンの自宅や、レコード会社、彼女の姉の所有する店舗に中傷の手紙を残していくようになり、ストーカー行為は昨年10月に彼がリリー・アレンの自宅になんとか侵入し、ベッドルームに入って、彼女のハンドバッグを盗むところにまで達したという。
アレックス・グレイは、4月にハロウ・クラウン裁判所で、住居侵入窃盗と嫌がらせで有罪を宣告されており、5月に最終的な判決が下される。
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