ノエル・ギャラガーは最新のインタヴューでロックンロール・バンドがチャートにいない現状を再び嘆いている。
次のアルバムについて「半分ぐらいのところまで来ている」ことを先日明かしていたノエル・ギャラガーだが、『デイリー・レコード』の最新インタヴューで、オアシスのようなバンドが現れても彼らのようなことは達成できないだろうと語っている。
ノエル・ギャラガーはレコード会社が手堅く物事を進めていて、労働者階級の背景を持ったアーティストが機会を得ることは少なくなってきているとしている。
「90年代はさ、労働者階級であることがクールだったんだ。だから、みんな、そうじゃないフリなんかしてなかったんだよ」
「ロックンロールはチャートに存在感なんかないよな。間違いないね」
「1996年を振り返ってみればさ、ザ・ビートルズ以来、最大の現象がオアシスだったんだよ。今の最大の現象はなにかって、アデルだろ」
「この20年間に地球上で起こったことと言えば、本物のバンドが自分たちの曲を書いて、ライヴをやっていて、世界中で成功を収めることから、もうひとりのシーラ・ブラックになったってことだろ」
「俺が若い頃はバンドを始めるのも簡単だった。リハーサル・スタジオもあったし、演奏するための汚いクラブもあった。楽器にしたって安かったし、そんなに多くの人が買ってなかったから、手にしやすかったんだよ」
「今さ、中流階級でバンドをやってたとするだろ、どこでリハーサルをやろうっていっても、リハーサル・スタジオは全部マンションになってるし、どこで演奏しようっていっても、最近は二つの場所しか演奏するところがないんだよ。本当に小さなクラブか、巨大なアリーナだ。中間がなくなってるんだよ」
「最近の音楽業界は、すべて短期間でしか考えてないんだよ」
ノエル・ギャラガーは先日、ミュンヘン公演でバイエルン・ミュンヘンから自身の愛するマンチェスター・シティに移籍する名将ペップことジョゼップ・グアルディオラに言及している。
ミュンヘンの地元チーム、バイエルン・ミュンヘンはヨーロッパを代表する強豪チームであり、45歳のスペイン出身の監督ペップ・グアルディオラは、2013年より彼にとってドイツのトップリーグ・ブンデスリーガで初となる監督をFCバイエルンミュンヘンにて3年間務め、就任1年目で見事ブンデスリーガ、DFBポカール、UEFAスーパーカップ、FIFAクラブワールドカップでの優勝を実現させている。
しかし、2月1日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ・FCはジョゼップ・グアルディオラが来季2016ー2017シーズンより3年間の間務めることを発表している。
これを受けて、昨日のミュンヘン公演でノエル・ギャラガーは次のように語ったという。「マンチェスターを知ってるか? ここはな、お前らのファッキン監督がやってくるところなんだぜ」
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.