アフリカ・バンバータから36年前に性的暴行を受けたと主張するニューヨークの民主主義活動家の男性が、児童虐待に関する時効について、州法の改正を求めている。
ニューヨーク州の法律では、児童の時に性的暴行を受けた被害者は23歳の誕生日を迎えると、刑事訴訟、もしくは民事訴訟の訴訟を起こすことができない。現在50歳のロナルド・サヴェージは、15歳の時にアフリカ・バンバータから性的暴行を受けたと主張している。しかし、アフリカ・バンバータはこの主張に対して、名誉毀損として訴訟を起こしており、ロナルド・サヴェージはその性的暴行について書いた著書『Impulse, Urges and Fantasies』の宣伝目的のために話をでっち上げていると、アフリカ・バンバータは主張している。
『ニューヨーク・デイリー・ニュース』紙によると、ロナルド・サヴェージは精神的プレッシャーにより当時からのヒップ・ホップ・スターであるアフリカ・バンバータとのことを語ることができなかったとコメントし、また、どれだけアフリカ・バンバータの取った行動が彼の人生に影響を与えたか語っている。ロナルド・サヴェージは10代の時にアフリカ・バンバータが1970年代にスタートさせたヒップ・ホップの団体「ズールー・ネイション」と接点があったという。
「時効は被害者にとって不公平だと思う」とロナルド・サヴェージは語る。「この事件について語るのに、何十年とかかってしまった。恥ずかしかった。恥じていたんだ」と語っている。
『ニューヨーク・デイリー・ニュース』紙とのインタビューの様子はこちらから。
「怖いということを誰も理解してくれない。もしその人のことについて話したら、彼らが自分や自分の家族に何をするか恐ろしかったんだ」とロナルド・サヴェージは続ける。「私は子供だった。なぜ彼は子供だった私の純粋さを奪ったのか? 一体なぜ私にこんなことをしたんだ?」
先週、アフリカ・バンバータの代理人はこの主張に対してこのように反論している。
「クライアントの社会的評価を落とすために彼の名誉を傷つけようとする中傷的な書籍が出版されました。また一方で、クライアントが他の誰かと交際や取引するのを阻止しようとしています。あの書籍は、真実とはかけ離れており、虚偽の話が書かれたものです。無名の人物が宣伝のためにでっち上げたものなのです」
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