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ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーが、現在、不朽の名作として小説も映画も愛されてきた『ファイト・クラブ』を舞台化するという新しいプロジェクトに取り掛かっていることが明らかになった。

トレント・レズナーは2013年にナイン・インチ・ネイルとしてアルバムを発表し、最近ではアップル・ミュージックとのコラボで「Beats 1」というラジオ・サービスを開始している。

その彼が今度は、『ファイト・クラブ』の「ロックオペラ」バージョン制作に取り掛かっており、ブロードウェイでの上演を目指しているという。

小説『ファイト・クラブ』の作者、チャック・パラニューク、同映画の監督であるデヴィッド・フィンチャーがこのプロジェクトに加わっているとされており、トレント・レズナーとデヴィッド・フィンチャーは以前、『ソーシャル・ネットワーク』、『ドラゴン・タトゥーの女』、『ゴーン・ガール』などの映画のサウンドトラックで一緒に仕事をしている。

このニュースはジャーナリストのジェフ・ゴールドスミスによる情報で、彼によれば先週末、サンディエゴで開催されたコミコンでの『ファイト・クラブ』のパネルディスカッションで明らかになったという。

@chuckpalahniukによると、彼はデヴィッド・フィッチャーや@trent_reznor と組んで #FightClubのロックオペラをやるんだそうだ―映画のさらに上を行くものになるらしい!

一方、ナイン・インチ・ネイルズのフロントマン、トレント・レズナーは6月30日に開始した新たなストリーミングサービス、アップル・ミュージックについてコメントしている。

トレント・レズナーはアップルに買収される前のビーツ・エレクトロニクス社でチーフ・クリエイティヴ・オフィサーを務めていた。今もアップル・ミュージックで同様の職務に就いており、プラットフォームや新たなラジオ局である「Beats 1」の開発を行っている。

トレント・レズナーは『ローリング・ストーン』紙の取材で、買収された後も同社での仕事を続けたことについて語っている。「音楽を人々にとってより重要なものにするなら、それが何であれ、協力するに値すると思ったんだ」

「リスナーが、もはやCDを再び購入したり、CDに対して余分なお金を払って満足する時代ではなくなったことは事実だよね。仲間のほとんどが俺と同じ苦境に立たされている。音楽を売るだけでは稼げない時代だ」

「世界中の全ての音楽を聴くことができるようになるのは、素晴らしいことだ。しかし、それと同時に、厖大な音楽を案内するシステムが必要になってくる。今はすべての音楽を聴くことができる。それは逆に、音楽を素晴らしい体験にすることも難しくしていると思う」

トレント・レズナーは「今となっては数少なくなった独立系のレコード・ショップで、たとえばアメーバ・レコーズに行って、注意深く、愛をもって選ばれた音楽に喜ぶのはとても面白い体験だよね。まったく知らなかった音楽を手に抱えて、その音楽を聴いたり、共有したり、体験したりすることを楽しみにしながら店を出る。そんな感覚を追求したいんだ」と語っている。

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