6月12日の夜に行われたスウェーデンのヨーテボリ公演中にステージから落下して脚を骨折したフー・ファイターズのデイヴ・グロールだが、事故後初めてその姿が目撃された。
ヨーテボリでの骨折を受けて、フー・ファイターズはオランダのピンクポップ・フェスティバルへの出演と、16日のスイスのザンクト・ガレン公演のキャンセルを迫られることになった。
今週末にウェンブリー・スタジアムでのライヴを控えているフー・ファイターズは現在ロンドンに滞在しており、グラストンベリー・フェスティバルでもヘッドライナーを務める予定となっている。デイヴ・グロールは、脚にギプスを当て、松葉杖をつきながらホテルを出るところを目撃されていて、同日早くには車椅子を妻のジョーディン・ブラムに押してもらっていたともいう。夫妻はその後、娘のヴァイオレット、ハーパー、オフィーリアの3人と合流している。
デイヴ・グロールは、ヨーテボリでの公演中にステージ端で足を踏み外し、ステージと客席との間に落下してしまうことになった。バンドからの発表によると、少なくとも脚の一カ所の骨折が確認されたという。
バンドは以下のような声明を発表している。「6月12日、ウッレヴィ・スタジアムに来てくれた何万人ものファンの目の前で2曲目を演奏中、デイヴ・グロールは激しくステージから落下しました。しかし、現場の医療スタッフが応急処置をしてくれたおかげで、彼はステージに戻り、最後までパフォーマンスを続けることができたのです。
グロールの怪我の全容はまだ明らかではありませんが、ライヴ後に病院で検査を受けた結果、少なくとも一か所の骨折が確認されました」
事故の際、グロールは地面に横たわったまま、観客に向かって以下のように語っている。「脚が折れたみたいだ。病院に行って治してもらってくる。しかし約束だ、俺は必ず戻ってくる。戻ってきて、フー・ファイターズは絶対にショウをやり遂げるからな」
その後、グロールは脚に包帯を巻いて椅子に座った状態で、残りのパフォーマンスを最後までやり遂げた。ファンが撮影した落下の瞬間の映像はこちらから。
ライヴ後、骨折した脚のレントゲン写真がバンドの公式フェイスウックやインスタグラムには投稿されており、写真には「ありがとう、ヨーテボリ。素晴らしかったよ」という言葉が添えられている。
フー・ファイターズは5月25日、サンダーランドのスタジアム・オブ・ライトでの2時間半に及ぶ公演を皮切りに、UK&アイルランド・ツアーをスタートさせている。マンチェスター公演を終え、今後はアイルランド、ロンドン、エジンバラと続き、6月末にはグラストンベリー・フェスティバルでのヘッドライナーが控えている。
5月27日、彼らは今回のツアーの一環でマンチェスターのオールド・トラッフォードで公演を行い、同公演では2002年のシングル“Times Like These”を演奏していた際、デイヴ・グロールは客席で歌っていた1人の男の子に気づき、フランキーというその8歳の少年をステージに上げ「共演」したことが報じられている。
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