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ブライアン・メイは、長く計画をあたためてきたクイーンの伝記映画について、サシャ・バロン・コーエンが最近述べたコメントを非難している。

映画『ボラット』の主演で知られるサシャ・バロン・コーエンは、クイーンの伝記映画の制作が2010年9月に発表された時、フレディ・マーキュリー役にキャスティングされていたが、2013年の夏に降板している。脚本を用意し、監督の承諾も得ていたクイーン側と、映画の方向性で意見が合わなかったことが理由だと報じられている。

サシャ・バロン・コーエンは先月ラジオのインタヴューに答え、降板した理由について、フレディ・マーキュリーの伝説的な快楽主義が脚本に描かれないからとしている。「彼らはバンドとしての遺産を守りたかったんだ」と彼は述べている。

サシャ・バロン・コーエンはまた、クイーンのメンバーの1人に、映画の中盤でフレディ・マーキュリーが死を迎え、後半は「それを乗り越えてバンドの絆が強くなっていく様」に焦点を当てると言われたと明かしている。

これに対してブライアン・メイは4月10日付の『メール・オン・サンデー』紙で、こう反論している。「サシャはバカな奴になったね。サシャとはアイデアを出し合って、楽しい時間を過ごしたっていうのに、彼は手を引いたら、何があったのか、事実と違うことを語ったんだ。なんで彼は映画を降りて、僕たちが真実に迫った映画を作りたくないなんて言うんだろう?」

さらにブライアン・メイは、最終的にはバンドがサシャ・バロン・コーエンの降板に賛成したとも語っている。「僕たちには十分な理由があって、彼はあの役にふさわしくないと決めたんだ。彼が最近やったことを見れば、それは明らかだ。彼がフレディを演じていたら、うまくいかなかったのは分かりきっている。真実味のないものになっていたと思うよ」

「僕たちはベン・ウィショーがこの役をやってくれることを願っている。彼は素晴らしい、真の俳優だよ」とブライアン・メイは続けている。

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