Pelle Crépin/PRESS

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ペット・ショップ・ボーイズのフロントマンであるニール・テナントは、テイラー・スウィフトについて「ポップ・ミュージック界のサッチャー女史」と呼んでいる。

ニール・テナントはテイラー・スウィフトが亡くなったサッチャー元首相のように経済的なことで注目され、それで認められていると語っている。

「ノイジー」でのインタヴューでポップ・ミュージックの現状について次のように語っている。「レディー・ガガは興味深いと思ってるんだ。テイラー・スウィフトはある種ポップ・ミュージック界のサッチャー女史のようだよね。経済的なことについてはそんな感じだね。でも、御存知の通り、そういうことで興味深く思っている人は少なからずいるわけだからね」

テイラー・スウィフトはここ数年、一連の収入リストのトップに立っており、アーティストへの十分な支払いが行われていないという理由で、スポティファイから音源を引き上げている。また、彼女は同様の理由から、アップル・ミュージックが始まった際に公開書簡を発表している。

インタヴュー動画はこちらから。

ニール・テナントは、ザ・ウィークエンド、ジャスティン・ビーバー、ゼイン・マリクといった最近のアーティストに賛辞を送っている。

「最近のポップ・ミュージックの状況についてはすごくいいと思ってるんだ。最近のなかだと昨年は、たとえそれがアンダーグラウンドじゃなくても、たとえそれがメインストリームにならなくても、アンダーグラウンドでありえるものからの影響をメインストリームのポップ・ミュージックが取り入れ始めた最初の年だと思っていてね。実際、ザ・ウィークエンド、ジャスティン・ビーバーとやったスクリレックス、ゼイン・マリクの“It’s You”は、すごく美しいレコードだったね」

しかし、ニール・テナントはポップ・ミュージックが主題についての深みを失っていると批判もしている。

「そう言ったんだけど、ポップ・ミュージックには問題もあってね。それはポップ・ミュージックの主題についてなんだ。最近は主題が一つしかなくて、それはシンガーと彼らのエモーショナルな人生、もしくは名声にまつわることなんだ」と彼は説明している。「多くの役割を担うことができてないんだよね」

ペット・ショップ・ボーイズは今月、最新作『スーパー』をリリースしている。

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