JENN FIVE/NME

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アークティック・モンキーズのフロントマンであるアレックス・ターナーは、2014年のブリット・アウォーズの授賞式での悪名高い受賞スピーチについて口を開いている。

最優秀アルバム賞を受賞の際、アレックス・ターナーはロックンロールは死なないと宣言しており、次のように語っている。「やあ、ロックンロールは時折消えていくように見えるけど、でも、決して死なないんだ。それについて、できることなんて何もないんだ」

あれから2年が経って、米『ローリング・ストーン』誌にアレックス・ターナーは次のように語っている。「多くの人がドラッグで適当なことを言ったと思ったようなんだけど、違うんだ。単に受賞するのが子供の頃から夢見てたものだったみたいなふりをするのができなかっただけなんだ。だから、違うんだよ」

ザ・ラスト・シャドウ・パペッツのバンドメートであるマイルズ・ケインは、ブリット・アウォーズのスピーチのような瞬間が、成長の証であり、スターダムの中でも気楽に過ごしていることを反映しているという。「彼はよりスターでいることを楽しんでるんだよ。あるがままに応じてるんだ」とマイルズ・ケインは語っている。「より自分のありのままの姿でいるほうが快適なんだよ」

当時の受賞スピーチはこちらから。

2014年にこの受賞スピーチについてアレックス・ターナーは次のように語っている。「本末転倒にように聞こえるかもしれないけど、関心の中心にいるのが好きじゃないっていう点で、難しい立場にあるんだよね。毎晩、ステージに立って、曲を演奏してるけど、その時はほぼ関心の中心にいるのは曲だって感じてるんだ。いずれにせよ、俺は人の前で誕生日プレゼントを開けるのが嫌いでさ。だけど、受賞スピーチでの別のやり口が見つからなかったんだ」

彼は続けている。「ああいう状況ではさ、正しいのか間違ってるのか知らないけど、ギター・ミュージックやロックンロールの代表のように感じたところはあると思うんだ。トロフィーなんて大きな達成だと思ってないけどさ、ある意味、俺たちの音楽の達成ではあったと思うんだよね。でも、俺はステージに出てって、ブリット・アウォードを受賞することが人生で夢見てたことだなんて熱く語ることはできなかったからね。だって、それは本当のことじゃないわけだからさ」

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