カントリー・ミュージックのレジェンドであるマール・ハガードが享年79歳で亡くなったのを受けて、多くの追悼が捧げられている。
マール・ハガードのマネージャーは現地時間4月6日の朝、カリフォルニア州パロ・セドロで肺炎のために亡くなったことを認めている。4月6日は彼の誕生日だった。
知らせを受けて、同じくカントリー・ミュージックのアイコンであるウィリー・ネルソンはツイッターにマール・ハガードは「兄弟であり、友人だった。彼を惜しむことになるだろう」と綴っている。
リンゴ・スターも追悼の意を表明しており、「マール・ハガードに神の御加護を。彼の遺族に平穏と愛を。マールは僕のヒーローだった。平穏と愛を」と記している。
「全時代を通して最も偉大な作曲家であり、シンガーの一人をわたしたちは失ったわ」とドリー・パートンは語っている。「彼の心は彼のラヴ・バラッドのようにやさしいものだったの。わたしは兄のように彼のことが大好きだったわ。安らかに眠って、マール」
クリント・イーストウッドは米『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。「マールは全時代を通して最も偉大でクラシックなカントリー・アーティストの一人だった。愛されて、惜しまれることになるだろう」
追悼のツイートはこちらから。
https://t.co/U5K6E3CpSe pic.twitter.com/wcvEZbCBFP
— Willie Nelson (@willienelson) April 6, 2016
https://twitter.com/ringostarrmusic/status/717809318469316609
「マール・ハガードに神の御加護を。彼の遺族に平穏と愛を。マールは僕のヒーローだった。平穏と愛を」
Sadly, we've lost another outlaw. Rest in peace. #MerleHaggard pic.twitter.com/CGGPyb8otK
— Nickelback (@Nickelback) April 6, 2016
「悲しいことに、また一人無法者を失った。安らかに眠ってください」
Godspeed #MerleHaggard the king of Soul Country Music-thanx for enriching our lives
— Ted Nugent (@TedNugent) April 6, 2016
「祝福を。マール・ハガードはソウル・カントリー・ミュージックのキングだった。わたしたちの人生を豊かにしてくれて、ありがとう」
RIP Merle Haggard #OutLawCountry
— Killer Mike (@KillerMike) April 7, 2016
「安らかに眠ってください。マール・ハガード」
Today country music lost a legend. Merle Haggard was truly one of the great singer/songwriters of my generation. I will miss him.
— Kiefer Sutherland (@RealKiefer) April 6, 2016
「今日、カントリー・ミュージック界はレジェンドを失った。マール・ハガードは本当に僕らの世代の偉大なシンガー・ソングライターの一人だった。彼を惜しむことになるだろう」
We've lost a true California renegade. When Merle Haggard visited me at the Capitol, I was the fan & he was the star. Thinking of his family
— Arnold (@Schwarzenegger) April 6, 2016
「僕らは真のカリフォルニアの無法者を失った。マール・ハガードはキャピトルで僕のところを訪れてくれたんだ。僕はファンで、彼はスターだったんだ。遺族のことを考えています」
RIP @merlehaggard I had privilege of acting w/him. A fun & gracious man who always had a mandolin or guitar near by https://t.co/zilPAeSj4E
— Ron Howard (@RealRonHoward) April 6, 2016
「安らかに眠って下さい。彼と共演したのは特権だった。常にマンドリンやギターをそばに持っていて、楽しくて親切な人だった」
マール・ハガードは1937年にカリフォルニア州のベイカーズフィールドで生まれ、10代の頃は法的に問題を犯し、少年鑑別所に入っていて、1950年代には実刑判決を受けている。サン・クエンティン刑務所の囚人だった時に初めてジョニー・キャッシュが演奏するのを見て、この出来事が人生を変えることになったという。
1960年代以降、マール・ハガードは数々のヒット曲をレコーディングしている。最初のトップ20ヒットは1963年にリリースした”Sing a Sad Song”で、1965年発表の“I’m a Lonesome Fugitive”で初の1位を獲得している。1967年頃にはマール・ハガードはカントリー・ミュージックでも最大のスターの一人となっている。
マール・ハガードはそのキャリアで38曲ものカントリー・チャートで1位を獲得した曲をリリースしており、ジョージ・ストレイトの44曲、コンウェイ・トゥイッティの40曲に次いで歴代3位となっている。最も有名な楽曲は“Mama Tried”、“The Bottle Let Me Down”、“The Fightin’ Side of Me”などとなっている。
彼の最後のアルバムは2015年リリースの『ジャンゴ&ジミー』で、長年の友人であるウィリー・ネルソンとのコラボレーションとなっている。マール・ハガードは2つのグラミー賞を受賞しており、1994年にカントリーの殿堂入りを果たしている。
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