ケシャはソニーとの契約から解放されたいという法的な企てで敗れることになっている。
現地時間4月6日、ニューヨーク最高裁判所はケシャの控訴を棄却し、メジャー・レーベルの主張を支持することになったとゴシップ・サイトの「TMZ」が報じている。
2014年10月、ケシャは長年のプロデューサーであるドクター・ルークに対して「精神的操縦と、感情的な悪態と、精査的虐待」で訴訟を起こしており、彼とのレコード契約から逃れようとしていた。
ニューヨーク最高裁判所の裁判官であるシャーリー・コーンライヒは今年2月にケシャの予備的差止め命令を否決しており、ドクター・ルークによる彼の関与なしにレコーディングを行っていいという提案が「彼女の論拠を打ち消す」ことになったと語っている。
先月、ケシャは控訴しており、彼女の弁護士であるマーク・ゲラゴスは彼女のレコーディング契約は奴隷的なものであるとし、次のように綴っている。「原告は、以下の根拠により判決の逆転を求めます。まず、裁判所が行った、ケシャはルーカス・ゴッドワルドの妨害なしにレコーディングが可能であるという決定は間違いです」
ソニーはドクター・ルークとだけ仕事をするように強要していないと語っており、裁判所は奴隷的ではないと否決している。
また、ケシャはドクター・ルークに申し立てられている性的虐待は憎悪犯罪であると主張しているが、シャーリー・コーンライヒ裁判官はこれも否決している。
裁判官は次のように述べている。「申し立てられた行動はケシャに向けられたものであり、ケシャは女性でありますけれども、ドクター・ルークが言われているようにケシャに対して暴力的に振る舞った際に、女性への憎悪を隠し持っていた、ないしは、ジェンダー的な憎悪を動機としていたと断言することはできません」
ソニーはドクター・ルークとの契約を打ち切ることを計画していると噂されていた。今回の判決はその後に出されたものとなっている。
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