BEN HAGGARD

Photo: BEN HAGGARD

カントリー・ミュージックのレジェンドであるマール・ハガードが亡くなった。享年79歳だった。

マール・ハガードのマネージャーは現地時間4月6日の朝、カリフォルニア州パロ・セドロで肺炎のために亡くなったことを認めている。4月6日は彼の誕生日だった。

マール・ハガードは1937年にカリフォルニア州のベイカーズフィールドで生まれ、10代の頃は法的に問題を犯し、少年鑑別所に入っていて、1950年代には実刑判決を受けている。サン・クエンティン刑務所の囚人だった時に初めてジョニー・キャッシュが演奏するのを見て、この出来事が人生を変えることになったという。

1960年代以降、マール・ハガードは数々のヒット曲をレコーディングしている。最初のトップ20ヒットは1963年にリリースした”Sing a Sad Song”で、1965年発表の“I’m a Lonesome Fugitive”で初の1位を獲得している。1967年頃にはマール・ハガードはカントリー・ミュージックでも最大のスターの一人となっている。

マール・ハガードはそのキャリアで38曲ものカントリー・チャートで1位を獲得した曲をリリースしており、ジョージ・ストレイトの44曲、コンウェイ・トゥイッティの40曲に次いで歴代3位となっている。最も有名な楽曲は“Mama Tried”、“The Bottle Let Me Down”、“The Fightin’ Side of Me”などとなっている。

彼の最後のアルバムは2015年リリースの『ジャンゴ&ジミー』で、長年の友人であるウィリー・ネルソンとのコラボレーションとなっている。マール・ハガードは2つのグラミー賞を受賞しており、1994年にカントリーの殿堂入りを果たしている。

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