ビヨンセは、最新の“Formation”のミュージック・ビデオが「反警察」的メッセージを持っていると批判を受けたことについて、その批判に答えている。
ビヨンセの“Formation”のミュージック・ビデオは2月に公開され、ビデオには戦闘服に身を包んだ警官がフードを被って踊るダンスの少年の前で手を挙げるシーンが含まれている。これはミズーリ州ファーガソンでのマイケル・ブラウンの死を受けてのブラック・ライヴス・マター運動での「ハンズ・アップ、ドント・シュート」のコールに言及したものとなっている。
ビヨンセのコンサートの警備をボイコットするような警察組合の動きや、ニューヨークでアンチ・ビヨンセの抗議運動が起こるも失敗するなど、そうした動きを受けてビヨンセは『エル・マガジン』のインタヴューで問題に言及している。
「わたしはアーティストで、最もパワフルなアートというのは常に誤解されてきたと思ってるの」とビヨンセは語っている。「でも、わたしのメッセージを反警察的だと受け取った人は完全に間違えてるわ。自らを犠牲にして治安を守ろうとする警察官と警察官の家族に対して、わたしは大いに敬意を抱いてるし、感心してるわ」
「でも、クリアにしておきたいの。わたしは警察の残虐さや不正には反対だわ」と続けている。「これらはまったく別の二つのことなの。もし黒人歴史月間にわたしが自身のルーツや文化を祝福するのが誰かを不快にさせているのだとしたら、その感情はビデオの前からあったものだし、わたしの前からあったものだと思うの。わたしはわたしたちが作ったものを誇りに思ってるし、前向きな形で物事を前に進めていく会話に参加できたことを誇りに思ってるわ」
インタヴューの他の部分でビヨンセは完璧主義ゆえのプレッシャーや新たなビジネスについて語っている。「あなたがあなた自身を見るように、世界はあなたを見るし、あなたがあなた自身を扱うように、世界はあなたを扱うの」
一方、ファンの間ではビヨンセのニュー・アルバムがまもなく発売されるのではないかという憶測が流れている。
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