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ストリーミング・サービスのスポティファイが発表した「世界の音楽地図」の調査結果によれば、ヒップホップが最も世界で聴かれている音楽ジャンルだという。

このライヴ・マップは200億曲近くを対象として、世界で1000都市近くの現地のトレンドを表示するという。

1ヶ月に二度更新され、ユーザーは選んだ都市をクリックすると、その都市「特有」の楽曲を含んだプレイリストが表示される仕組みとなっている。その都市「特有」の楽曲について、スポティファイは他の都市ではそこまで聴かれていないのに、その都市の人々がとても頻繁に聴く楽曲と説明している。

例えば、ロンドンではジェイミー・エックスエックスやラッパーのJME、スレイヴスが人気であるのに対し、エジンバラではキング・クレオソート、ザ・ビュー、ツイン・アトランティックが現在人気であるという。

この地図から導き出された結果によれば、ヒップホップが最も世界で聴かれているジャンルとのことで、プレイリストに挙がってくる都市ごとの割合が他のジャンルに較べて高かったという。

スポティファイによる「世界の音楽地図」はこちらから。

https://eliotvb.cartodb.com/viz/971d1556-0959-11e5-b1a4-0e9d821ea90d/public_map

また、スポティファイは先月、7500万人のアクティヴ・ユーザーがいて、そのうちの2000万人が課金ユーザーであることを発表している。

課金ユーザーの数は2014年5月に較べて倍になっており、当時のユーザー数は4000万人のアクティヴ・ユーザーに対し、1000万人の課金ユーザーだった。スポティファイの発表したプレス・リリースによれば、過去1年間を通して、3秒に1人課金ユーザーが増えていたという。

スポティファイは2008年のサービス開始からこれまでに、アーティストへのロイヤリティとして30億ドル(約3700億円)を払っていることも明らかにしていて、そのうちの3億ドル(約370億円)は、2015年の第一四半期のものだという。スポティファイは、課金ユーザーの増加がそれぞれのアーティストが受け取るロイヤリティの金額に対して大きな影響を及ぼすだろうとしている。

スポティファイはこうした課金ユーザーについての統計を、ライバルとなるストリーミング・サービス、アップル・ミュージックをアップルが発表した週に行っている。

アップル・ミュージックは、ストリーミング・サービスに、アーティストがファンと接することのできるソーシャル・ネットワーク、24時間365日のラジオ・サービス「Beats 1」を含むものとなっていて、「Beats 1」は、マンチェスター出身のスプリング・キングをかけてラジオ局をスタートされた元「BBC Radio 1」のDJのゼーン・ロウを筆頭にしたものとなっている。

「Beats 1」は、ドクター・ドレー、ラン・ザ・ジュエルズ、ヴァンパイア・ウィークエンドといったミュージシャンたちが番組の司会を務めることも発表している。

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