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ジョージ・マイケルは“Faith”のミュージック・ビデオで使われたギターをはじめとした遺品がオークションに出品されたことで、家族間で対立が生まれている。
出品された品々にはゴールド・ディスクやプラチナ・ディスク、ツアー・プログラム、手紙などが含まれており、これらはすべて1984年から20年にわたってジョージ・マイケルのパーソナル・アシスタントを務めていたシボーン・ベイリーのコレクションとなっている。
シボーン・ベイリーは遺言を残すことなく、2014年に亡くなっており、遺品は当時すでに疎遠になっていた夫のイアン・ベルチャーの手に渡っている。イアン・ベルチャーは現地時間10月29日にオークション・ハウス「スウォーダーズ」にそれらの品々を出品している。
しかし、シボーン・ベイリーの弟であるジェラードは出品を批判しており、亡くなった姉が「自分の名前でこのようなオークションが開かれることを知ったら、愕然とするはずだ」として、オークションを阻止しようとしている。
ジェラードはこれらの品々が姉が「個人的に大切にしていたもの」であり、もし2014年に突然亡くなることがなければ、彼女は遺言書を作成し、夫ではなく姪や甥たちにそれらを託したはずだと主張している。
シボーン・ベイリーは亡くなった当時、イアン・ベルチャーとの離婚手続き中であったが、法的にはまだ夫婦関係にあったため、イアン・ベルチャーが近親者として遺品を相続することとなっている。
イアン・ベルチャーはシボーン・ベイリーの名義でスウォーダーズにこれらの品々を出品しており、ジェラードはオークション・ハウスに書簡を送って、「プライバシーの侵害」であり、「姉の名前を悪用している」として、「極めて恥ずべきこと」と非難している。ジェラードはオークションから姉の名前を削除して、代わりにイアン・ベルチャーの名前を使うように求めている。
ジェラードは今回のオークションはイアン・ベルチャーが「金儲け」のために行ったものだとして、姉はこれらの品々を「家族のもとに残しておいてほしかったはずであり、私たちなら決して売るようなことはしなかった」と述べている。
スウォーダーズのガイ・スクーリングは『ギタリスト』誌に対してイアン・ベルチャーが出品を決めた理由は「いつまでもガレージに置いておくことはできない」からであり、「そのままでは劣化してしまう」ためだと説明している。
最も注目の一品は1987年発表の“Faith”のミュージック・ビデオで使われ、後にシボーン・ベイリーに贈られたギターで、6万ポンドから12万ポンドで落札されると見込まれていた。今朝行われたオークションでは18万ポンドの価格で落札されている。
他にもワム!の“Wake Me Up Before You Go-Go”のゴールド・ディスクは4500ポンドで落札されており、スペインのマラガ市から贈られた賞は1300ポンドで落札されている。ジョージ・マイケルが所有していたクイーンとの『ファイヴ・ライヴ』は7000ポンドで落札されている。
ジョージ・マイケルは2016年のクリスマスに享年53歳で亡くなっている。今年、ワム!のアンドリュー・リッジリーは『NME』のインタヴューでジョージ・マイケルの音楽が人々の心に響き続けているのは、それが「人間の根源的な感情に訴えかけるものだからだ」と語っている。
「その根本にあるのは私たちがどう感じるかという点であり、それゆえに時代を超越しているのだと思います。ワム!が体現していたような躍動感あふれるエネルギーであれ、あるいは、より成熟したソングライターとして彼が探求した、より深くソウルフルなソングライティングや問いかけであれ、すべてはそこに通じているのです」
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