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シャロン・オズボーンはオジー・オズボーンとブラック・サバスが最後に行ったライヴ「バック・トゥ・ザ・ビギニング」の劇場公開について語り、「長きにわたって音楽業界のならず者と見なされてきた」アーティストを称えるものになればと語っている。
このコンサートは昨年7月にバーミンガムのヴィラ・パークで開催されたもので、オジー・オズボーンとブラック・サバスがオリジナル・ラインナップで最後に行ったライヴとなっている。オジー・オズボーン、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ビル・ワードがライヴを行ったのは20年以上ぶりで、音楽監督はレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロが務めている。
このライヴにはメタリカ、ガンズ・アンド・ローゼズ、スレイヤー、パンテラ、トゥールといったヘヴィ・メタル界の豪華アーティストも出演している。
オジー・オズボーンはこの日の17日後となる7月22日に享年76歳で亡くなっている。コンサートは最終的にチャリティに約1100万ポンドもの寄付金を集めることとなっており、コンサートの模様は世界各国で10月28日に劇場公開されることが決定している。
現地時間10月20日にコンサート・フィルムのロンドン・プレミアが開催されており、シャロン・オズボーンはコンサート当時を振り返り、このイベントがオジー・オズボーンとそのキャリアを称えるものであると同時に、メタル・ミュージック全体を祝福する場にしたかったと語っている。
「このコンサートはヘヴィ・メタルという音楽ジャンルやそのコミュニティを象徴するものだったわけだけど、そのミュージシャンたちは長きにわたって音楽業界のならず者と見なされてきた」とシャロン・オズボーンは語っている。「今ではそうした音楽をやるアーティストもスタジアムを埋めるようになったわけだけど、本当にそうした光景を見られるようになったのは素晴らしいことだと思う」
「すごいことよね。だって、長い間、メディアではあんまり取り上げられてこなかった。『彼についての記事は書きたくない。だって彼はイカれてるから』といった扱いだったのが今では受け入れられるようになった。これまで様々なジャンルが流行っては消えていったけれど、このジャンルは残り続けてきたし、これからも残り続けると思っている。『バック・トゥ・ザ・ビギニング』はそれを称えるものなの」
オジー・オズボーンは体調面を理由にイベントの「わずか10日前」に医師からライブでのパフォーマンスは不可能だと告げられていたとのことで、シャロン・オズボーンはコンサート当日の様子について尋ねられている。
「オジー・オズボーンは肺がちゃんと機能して、歌えることをただただ願っていた。他の健康上の問題に加えて、彼は肺気腫も患っていた」とシャロン・オズボーンは語っている。「だから、呼吸をするのも大変そうだった。2日ぐらい調子が良くても、3日目には息ができず、ゼーゼーという苦しそうな呼吸音しか聞こえない状態で目覚めることもあった」
「本当に大変だったと思う。サウンドチェックでは絶好調でも、いざ本番になると声すら出せなくなる可能性だってあった。でも、彼には『精神力で肉体を克服する』という強さがあったの。どうしてもやり遂げるという固い意志があったからこそ、何とか成し遂げることができたのよ」
コンサートでオジー・オズボーンはソロのキャリアから“I Don’t Know”、“Mr. Crowley”、“Suicide Solution”、“Mama, I’m Coming Home”、“Crazy Train”を披露しており、ブラック・サバスでは“War Pigs”、“N.I.B.”、“Iron Man”、“Paranoid”を演奏している。シャロン・オズボーンによれば、このセットリストは「その日の彼の声の状態でも歌える曲」という基準で選ばれたものだという。
「肺が機能していなかったから、高音域を多用するような曲は歌えなかった。つまり、その日その時にふさわしい曲で、そして彼がどう思っているかで決まったの」
コンサートのホストを務めたのは映画『アクアマン』への出演で知られるジェイソン・モモアだったが、実質的に一日中MCを務めることになるとは、直前まで本人に伝えていなかったという。あえて事前に知らせず、サプライズとして頼む方が面白いと思ったとシャロン・オズボーンは語っている。
「最初はただチケットを頼みたいという電話がかかってきたんだけど、その時に『わざわざ教える必要ある? サプライズが台無しになっちゃうわ』と思ったのよ」とシャロン・オズボーンは明かしている。「当日、ジェイソン・モモアは『えっ、僕に何をしてほしいの?』と訊いてきたから、『ステージに上がって、観客に話しかけたり、各バンドを紹介したりしてほしいの』と伝えたの。そうしたら彼が『そんなの無理だよ!』って言うから、『何言ってんのよ、あんた俳優でしょ。さあ、行ってきなさい!』と言ったわ」
「バック・トゥ・ザ・ビギニング」は日本でも劇場上映されることが決定している。日本での上映は10月28日に東京・大阪の映画館にてジャパン・プレミア上映が開催され、10月31日に東京・横浜・名古屋・大阪にてハロウィーン上映が実施され、11月7日には全国58館の映画館で劇場上映が行われる。11月7日にT・ジョイPRINCE品川ではゲストを迎えた登壇イベントの開催も予定されている。
また、11月13日には新宿バルト9、T・ジョイ梅田の2館で追加上映が行われることも決定している。
音楽監督を務めたレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストであるトム・モレロは次のように述べている。「ロックンロールの歴史でも、このようなことはかつてありませんでした。こんな前例はありません。ブラック・サバスがヘヴィ・メタルを生み出したグラウンド・ゼロとなる場所で最後のライヴを行うことになったのですから」
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