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レッド・ツェッペリンは回収・廃棄を命じた貴重なレコードがBBCの人気番組『西洋アンティーク鑑定会』で発見されている。
この貴重な一品はウェールズで収録された最近の回で発見されている。ケルフィリー城で行われた収録で、ある男性は7インチのレコードを持ってきて、専門家のマーク・アラムに手に入れた経緯について語っている。
この7インチはレッド・ツェッペリンの“Whole Lotta Love”が収録されたもので、同曲はアメリカでゴールドディスクに認定されたが、シングル盤としてはアトランティック・レコードによってわずか500枚しかプレスされなかった貴重なものとなっている。
レッド・ツェッペリンはキャリアを通してシングルは出さないという厳格な方針を貫き、楽曲はフル・アルバムとしてのみリリースすることを望んできた。それもあってマネージャーのピーター・グラントはこのシングル盤の回収・廃棄を命じていた。
しかし、誰もがシングルの回収に応じたわけではなく、『西洋アンティーク鑑定会』にこのレコードを持ち込んだ男性は1970年代初頭からこのシングルを所有してきたという。
「ディスコを始めるためにレコードを探していた時、ある人がバッグから数枚のレコードを出して『これ、あげるよ』と言ってくれたんです」とその男性は専門家のマーク・アラムに語っており、マーク・アラムは本来はアメリカでのみリリースされたものであり、本来ならイギリスには「存在しないはずのもの」だと指摘している。
「こうした品には多くの伝説や逸話がつきものですが、私も500枚がプレスされて世に出たとは聞いていました」とマーク・アラムは続けている。「このレコードが生まれた背景にはバンド、マネージメント、レコード会社の間で何らかの食い違いがあったようです。レッド・ツェッペリンはバンドとしてシングルのリリースに同意していなかったんです」
マーク・アラムはレコード盤に指紋や薄い傷があることにも触れ、「価値を定めるのは難しい」としつつも、オークションに出せば1000ポンド程度の値がつく可能性があると試算している。
レコードの所有者はその希少性にもかかわらず、自身のディスコを訪れた人々はこの曲に「感銘を受けなかった」と語り、曲をかけると「ダンスフロアから人がいなくなってしまった」と語っている。
「55年間ずっと手元にありましたが、おそらく娘たちに譲り、好きなようにしてもらうつもりです」と所有者の男性は語っている。「もう二度と聴くことはないでしょう。価値が下がってしまいますからね」
“Whole Lotta Love”は1969年発表のセカンド・アルバム『レッド・ツェッペリン II』のオープニング・トラックで、アルバムには“What Is and What Should Never Be”、“The Lemon Song”、“Ramble On”といった楽曲が収録されている。
今年3月、レッド・ツェッペリンのギタリストであるジミー・ペイジは“Ten Years Gone”のオリジナル・ホーム・デモ音源を公開している。また、今年2月にはレッド・ツェッペリンは1972年にアムステルダムで行った公演の高画質映像がオンラインにアップされている。
2023年にはジミー・ペイジは未発表のインストゥルメンタル・デモ音源“The Seasons”を公開している。“The Seasons”は1973年発表のアルバム『聖なる館』に収録された“The Rain Song”のベースとなっている。
レッド・ツェッペリンは昨年9月に『フィジカル・グラフィティ』の50周年記念デラックス・エディションもリリースされている。合わせて4曲を収録した『ライヴEP』もリリースされている。
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