Jordan Curtis Hughes

Photo: Jordan Curtis Hughes

ザ・リバティーンズはメンバー全員が4作目のアルバムへの意欲を固めており、フロントマンのピート・ドハーティは「できる限り早く」制作に取り掛かりたいというバンドの意向を明らかにした。


ザ・リバティーンズは最近、3作目のアルバム『リバティーンズ再臨』を9月4日にリリースすると発表している。12曲入りの同アルバムは、2002年のファースト・アルバム『リバティーンズ宣言』と2004年の『リバティーンズ革命』以来、11年ぶりとなるアルバムとなる。


7月11日(土)に音楽フェスティバル「T・イン・ザ・パーク」出演前にBBCのインタヴューに応じるなかで、メンバーは次の4作目のアルバムを作りたいという希望を述べたという。

レヴァランド・アンド・ザ・メイカーのジョン・マックルーアと、グラスゴーのヒップポップ・デュオ、ヘクター・ビザークのラッパーであるルイによるインタヴューで、ザ・リバティーンズの再結成と将来の計画について質問した。

「それじゃあ、この再婚は永遠のもの? 絶対に別れないということ?」とマックルーアがたずねたところ、カール・バラーは次のように答えている。

「結婚がどんなものか知っているだろ、ジョン? 結婚は気まぐれなものだ。でも、いつもその一瞬一瞬を楽しまなくちゃ。違うかな?」

また、「じゃあ、また新しいアルバムを一緒に作りたい?」とマックルーアが問いただすと、バンドメンバー各自が「イエス」と答え、ピート・ドハーティは「できる限り早く」とキッパリと言ったという。

ザ・リバティーンズは7月11日(土)に音楽フェスティバル「T・イン・ザ・パーク」に待望の再出演を果たし、スウェーデンのEDM界の巨人、アヴィーチーと並んで共にヘッドライナーとしてメインステージに立っている。

2004年以来の登場となったザ・リバティーンズはフェスティバルの中でも最も人を集めたアクトの一つとなった。また発売予定のニュー・アルバムから“Fame And Fortune”、“Barbarians”の2曲を披露している。

リード・シングル“Gunga Din”も公開されたばかりだが、再結成した彼らは『NME』の取材に対し、どうやってニュー・アルバムができあがったかを説明した。

収録曲の一つ“Heart Of The Matter”が「古いアイデアを全く新しいアイデアと合体させたもの」であることを説明し、ピート・ドハーティは、曲を作り直しながら、自分ともう1人のフロントマンであるカール・バラーがお互いに切磋琢磨したと明かした。「ソングライティングではすべてを出し尽くした。カールと俺はお互いをソングライターとしてすごく認め合ったよ」

ベーシストのジョン・ハッサールは“Barbarians”がアルバムの最初にふさわしい曲だと語っている。「最初にこの曲で始まってこの歌詞だと、本当にアルバム全体が機能し始めるんだ。オープニング・トラックとしていい選択だね」
’
また、彼らはブラーの真似をして、東南アジアからインスピレーションを受けたアルバムを作ったと言われているが、カール・バラーはそれを否定している。バンドがこのLPのレコーディングを行ったタイの地方に着想を得て書かれた“Fury Of Chonburi”について彼はこう述べている。「俺たちがいた場所、そして曲が作られた場所の名前を入れたかったんだ。こっちに帰るまで、ブラーが似たようなことをやったのは知らなかった」

ジョン・ハッサールはまた、同曲についてこう付け加えている。「すごくイカした曲さ。多分、アルバムの中で一番アップビートの曲だね」

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ