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50セントが破産を申請したことが明らかになっている。

米『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙が報じたところによれば、本名をカーティス・ジャクソンという50セントは、現地時間の7月13日に第11条の破産保護を申請したという。

コネチカット州のハートフォードにある米連邦破産裁判所によれば、資産と負債は共に、1000万ドル(約12億円)〜5000万ドル(約60億円)の間になるという。

同じラッパーであるリック・ロスの元交際相手のセックス動画を流出させたとして、その女性に対し500万ドル(約6億円)の損害賠償金を支払うことを命じられた、ほんの数日後に申請は行われている。

プライベートで撮影されたこの動画がインターネット上に流出されたのは5年前で、そこにはリック・ロスとの間に子どもを一人もうけているラストニア・リヴィストンと、彼女の当時の恋人であるモーリス・マレーが行為に及ぶ姿が映されている。

動画はカツラを着けた50セントが登場する映像もつなぎ合わせて作られているとのこと。2010年の訴訟でラストニア・リヴィストンは、本名をカーティス・ジャクソンという50セントがあるインタヴュー内でこの動画を流出させたことを認め、彼女のことを繰り返し「コールガール」呼ばわりしていたと話している。

カーティス・ジャクソンはヒップホップ界のライバルであり、長い間対立していたリック・ロスをあざけるために動画をアップロードしたとして、罪に問われていた。

カーティス・ジャクソンの弁護団は次のように話している。「判決に対しては失望しているが、裁判官と陪審員には感謝の念を示したい」

またラストニア・リヴィストンは、この一件に関して次のように語っている。「これは勝手に仕組まれた出来事で、私にはどうすることもできなかった。自分でこんなことをするはずがありません」

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