メタリカの『マスター・オブ・パペッツ』が、ヘヴィ・メタルのアルバムとして初めてアメリカの国立音源登録簿に登録されるという。
毎年国立図書館では、最低でも10年は経過した「文化的に、歴史的に、または芸術的に重要」と考えられる25の録音物を保存している。
メタリカの傑作と広く認められている『マスター・オブ・パペッツ』は1986年にリリースされている。
議会図書館は声明の中で、アルバムのことを次のように評価している。「この作品では、バンドがスラッシュ・メタルの歴史や評判を超えて、新たなアイディアを探索しているのがうかがえる」
ドラマーのラーズ・ウルリッヒは、バンドはこの栄誉を「謙虚に受け止めている」と語り、次のように述べている。「1986年にメインストリームから離れて彷徨っていたバンドが作った『マスター・オブ・パペッツ』が、国立図書館の登記に加えられることになるなんて、一体誰が思っただろう?」
さらにメタリカの公式サイトに投稿された声明の中には、次のように記されている。「メタリカは2016年、ジョン・コルトレーンやマール・ハガード、サンタナ、ジョージ・カーリンといった名だたるアイコンとともに、この国立図書館の登録に仲間入りすることを誇りに思うと同時に、謙虚に受け止めています。私たちは『マスター・オブ・パペッツ』を、バンドの形を定義づけたものであると考えており、このアルバムがこのような栄誉を受けられたことは大変な感激です」
『マスター・オブ・パペッツ』の他には、グロリア・ゲイナーによる1978年の代表的シングル“I Will Survive”やジョン・コルトレーンのアルバム『至上の愛』などが、選出されている。
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