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AC/DCの広報担当者は、ガンズ・アンド・ローゼズのフロントマンであるアクセル・ローズがブライアン・ジョンソンの代わりにAC/DCのフロントマンをツアーの残りの間、務めるという噂についてコメントを返している。

AC/DCは先日ブライアン・ジョンソンが医師によって「ただちにツアーをストップさせるか、さもなくば完全な聴力損失の危険性がある」と診断されたのを受けて、10公演のツアー日程を延期している。バンドはオフィシャル・サイトで声明を発表しており、残りのアメリカ・ツアーの日程については「おそらくゲスト・ヴォーカリストを迎えて今年のどこかで」行われるとしていた。

報道によれば、アクセル・ローズが残りのツアー日程でAC/DCとタッグを組むことが示唆されており、今回バンドのPR担当は『NME』のコメント依頼に答え、「公式に発表できることはありません。状況が変わったらお知らせします」とだけ述べている。

『NME』はガンズ・アンド・ローゼズの担当者にも報道についてのコメントを求めている。

音楽サイト「オルタナティヴ・ネイション」によれば、アトランタ出身のDJであるジェイソン・ベイリーは「非常に非常に有力な情報筋」より聞かされた情報として、アクセル・ローズはバンドとのオーディションのためにアトランタに飛んでおり、残りのツアー日程でバンドに加わると見られていると語ったという。

「これが言われたことなんだよ。アクセルはAC/DC側とミーティングを行っていて、なぜならアクセルはAC/DCの10公演でフロントマンを務めるという契約がほぼ行われたからだってね。全10公演で、そこにはアトランタも含まれるよ」とアトランタのラジオ局「100.5」のDJであるジェイソン・ベイリーは語ったという。

彼はこう続けている。「僕が言われたことからすると、新しい内部情報の感じがするね。アンガス(・ヤング)は極めて白黒がはっきりしている人だからね。こんな感じじゃないかな。ブライアンは健康問題のためにツアーを続けられなくなってしまった。彼はツアー後、引退すると見られていたよね。そこで、バンドはツアーを続けて、音楽を作り続けたくなった。もしできないというなら、それについては正当に評価するしかない。でも、ライヴは続けなければならないわけだからね」

「AC/DCはこの街にいて、オーディションをやっていて、そしたらアクセルが飛行機に乗ってやってきたっていう。もう一度言うけど、これが僕が情報筋から聞いたことだよ」

ガンズ・アンド・ローゼズのファン・サイト「GnR トゥルース」は以前、アクセル・ローズがアトランタで目撃されたことを証言しており、ライヴに合流するためにオーディションを受けたのではないかという憶測が流れていた。

一方、ブライアン・ジョンソンの交代に関する推測について、コメディアンのジム・ブレアーは、自身のポッドキャスト「The Metal In Me」の中で言及し、ブライアン・ジョンソンはバンドから「お払い箱になった」ように感じていると説明している。

ブライアン・ジョンソンは前シンガーのボン・スコットが亡くなったのを受けて1980年に加入している。

AC/DCは6月にマンチェスターとロンドンでのスタジアム公演が予定されており、これらの公演がブライアン・ジョンソンなしで行われるかどうかは現在のところ分かっていない。

また、クラシック・ラインナップのガンズ・アンド・ローゼズは、コーチェラ・フェスティバルでのヘッドライナー出演やラスベガスでのウォームアップ・ライヴを含む、一連の公演を行う予定となっている。

アクセル・ローズはスラッシュやダフ・マッケイガンとの再結成を認めているが、更なるツアー日程についてはいまだ発表されていない。

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