ケンドリック・ラマーは3月22日にシドニーで行われた公演で、ア・トライブ・コールド・クエストのメンバーであるファイフ・ドーグに対して追悼の意を表明している。
この日のライヴのなかでケンドリック・ラマーは、亡くなったミュージシャンを讃えるために彼の名前を詠唱するよう観客に呼びかけている。
「このアリーナには18000人の人がいるけど、お願いがあるんだ」とケンドリック・ラマーは観客に向かって語りかけている。「今夜はいい時間を過ごしてきたけど、でも、お願いがあるんだ。今日、俺たちはファイフ・ドーグという名の、ヒップホップにおける先駆者の一人を失った。彼を讃えようと思うんだ。彼が僕にこのステージで、今、ここで、今日やってることを僕にやらせてくれてるんだ」
ファイフ・ドーグの名前を詠唱した後、ケンドリック・ラマーは観客に次のように語っている。「ヒップホップよ、永遠に。俺たちは大丈夫だよ」
本名をマリク・テイラーというファイフ・ドーグは3月22日に糖尿病を原因とした合併症で享年45歳で亡くなっている。ファイフ・ドーグはア・トライブ・コールド・クエストの結成メンバーで、5枚のアルバムを発表している。
ファイフ・ドーグは短期間ソロ活動も行っており、唯一のソロ・アルバム『Ventilation: Da LP』を2000年にリリースしている。
訃報についてプロデューサーのスタティック・セレクターがそれを認め、パブリック・エナミーのチャックDやフライング・ロータス、ラン・ザ・ジュエルズのエル・Pといったヒップホップ界の多くの人物がソーシャル・メディアで哀悼の意を表明している。
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