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イギー・ポップは、雑誌編集者に宛てた手紙の中でレッド・ツェッペリンには我慢がならなかったと明かしていたと報じられている。

報道によれば、手紙はイギー・ポップが1995年に書いたもので、『プラズム・マガジン』で行ったインタヴューの後にジョシュア・バーガーに送ったものだという。

これまでもネットで見ることができたにも関わらず、オンライン・マガジン「コンシークエンス・オブ・サウンド」でこの手記が公表されて以来、再び拡散されているという。

手紙の中で、イギー・ポップは今のアメリカの状況を嘆いて次のように綴っている。「今日のアメリカは小男に統制されている小人の国だ。小人は小さくて正常だ。小男は小さくて歪んでる。病いというのは組織の上から出てくるものなんだ」

さらに、彼は次のように続けている。「『音楽』はほとんどが60年代と70年代の焼き直しで、特にレッド・ツェッペリンなんかがそうで、俺はそもそもこのバンドに我慢がならなかったんだ。『フォーク・ロック』だって、『オルタナティヴ』として戻ってきてる。おいおい、勘弁してくれよ。『バンド』というのは、そういった焼き直しをいろんな『いかした』服装や『政治的』姿勢で着飾り、それは社会的一体感の鍵を暗号化するために行っているんだ。その社会的一体感というのは、特に彼らの商品の組み合わせを購入することで開くことができるんだ。彼らは一切何も語るべきことなどないけどな」

手紙の全文はこちらから。

https://consequenceofsound.files.wordpress.com/2016/03/iggy-pop-hates-led-zeppelin-doesnt-like.jpg

NMEは、イギー・ポップの広報担当者に手紙の真偽を確認するための取材を申し入れている。

イギー・ポップのニュー・アルバム『ポスト・ポップ・ディプレッション』は3月18日に発売されており、同作は昨年秘密裏にレコーディングが行われた。アルバムのために作られたバンドには、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オムとディーン・フェルティータ、アークティック・モンキーズのドラマーであるマット・ヘルダースが参加している。

アルバムには“Gardenia”や“Break Into Your Heart”といった楽曲が収録されており、1月にはスティーヴン・コルベアの番組で初ライヴも披露している。

イギー・ポップは、5月に新しいバンド・メイトであるジョシュ・オムとマット・ヘルダースとともにロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでライヴを行うことを発表している。

バンドは世界中の選ばれた場所でライヴを行う予定で、ジョシュ・オムによると「彼らの存在がそれでも破壊的に感じられるような、小さな、美しい劇場」でしかライヴを行わないという。

バンドが最初にライヴを行うUKの会場はロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで、日程は5月13日となっている。

発表されている日程は以下の通り。

London, Royal Albert Hall (May 13)

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