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ロンドンのランベス区の地方議会は、デヴィッド・ボウイの死後、「溢れ出ている愛情」を受けてデヴィッド・ボウイにちなんだ名前の通りを作ることを検討しているという。

今年1月に享年69歳で亡くなったデヴィッド・ボウイだが、デヴィッド・ボウイは南ロンドンのブリクストンが出身地となっている。生前より同地にはデヴィッド・ボウイの作品を記念した壁画が存在しており、亡きミュージック・アイコンの巡礼地として、その中心となっている。

ランベス区の地方議会は声明を発表しており、壁画を長年にわたって維持するために壁画を郷土資料目録に加え、保護することを発表している。また「永続的な記念のための銅像や地名の命名といった様々な提案」も検討しているとしており、壁画はタンストール・プレイスにあるが、ボウイを讃えて通りの名前を変更することも検討しているという。

声明では次のように述べられている。「ランベス区の地方議会は、1月に亡くなったデヴィッド・ボウイの巡礼地となっているブリクストンのモーリーズの横にあるデヴィッド・ボウイの壁画を郷土資料目録に加える見込みです。郷土資料目録に加えることで壁画を保護し、壁画のあるタンストール・プレイスの地区の名前を変更することも検討しています。議会では、永続的な記念のための銅像や地名の命名といった様々な提案について遺族と連絡をとっています」

ランベス区の地方議会のリーダーであるリブ・ペックは次のように語っている。「何を行うかは最終的に遺族の御意向によります。我々はその意向を尊重しなければなりませんし、柔軟でなければなりません。ランベス区の居住者は、このユニークな“ブリクストンの少年”に敬意を払おうとデヴィッド・ボウイの壁画を訪れる人々や、花や、そのメッセージによって示される、溢れ出ている愛情に圧倒されています」

「我々はまたデヴィッド・ボウイのファンクラブにも連絡をとっていますし、この規格外のアーティストの思い出と遺産を讃えようとしているブリクストンの他の団体にも連絡をとっています。遺族からお言葉をいただいた場合はそれを公開するつもりですし、それが次に何をするか決めることになるでしょう」

壁画はモーリーズ・デパートメントの横壁に描かれており、モーリーズ・デパートメントもメッセージの保存に同意している。

今年の初め、デヴィッド・ボウイの逝去が発表された後、ブリクストンの通りには彼の人生を祝福するために多くのファンが集まっている。

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