モリッシーは先日、最近の音楽業界ついて、メジャー・レーベルによって完全に支配されており、エド・シーランやサム・スミスなどの大衆的なアーティストの曲を「無理やり」聴かされていると痛烈に非難する発言をしたが、これに対してエド・シーランが返答している。
モリッシーによる、現在の音楽業界の状況についての「すべては厳重にコントロールされ、白々しくてありきたりだし、何もかもが同じ内容になっている。要するに、今は商品化されたポップスターたちの時代なのさ」という批判に対して、エド・シーランはツイッターで「まったくもってくだらない」と全面的に否定している。
@NME even you guys should think this is absolute bollocks. Taking me out of the equation, Sam was the least … http://t.co/QMLhbqZTkS
— Ed Sheeran (@edsheeran) July 10, 2015
エド・シーランは『NME』に先日掲載されたモリッシーの意見に反論する形で、このツイートを投稿している。「モリッシーの話はまったくもってくだらないと思わないか? 自分のことはともかくとして、サム・スミスが去年あんなに活躍するとは予想できなかったはずだ」
モリッシーは先日、コロラドで発行されている『ボルダー・ウィークリー』紙のインタヴューの際に、2015年の音楽業界について感想を尋ねられて、次のように語っている。
「大々的なマーケティングなしで成功するバンドやシンガーなんていないんだよ。そこには驚くようなサクセス・ストーリーなんてないんだ。すべては厳重にコントロールされ、白々しくてありきたりだし、何もかもが同じ内容になっている」
「要するに、今は商品化されたポップスターたちの時代なのさ。レーベルがチャートを完全に支配した結果、世間は音楽に興味なんて失ってる。レコーディング・レーベルが音楽のためになるようなことをやるなんて、ほとんどないのさ」
「こうやって人々は無理やりエド・シーランやサム・スミスの音楽を聴かされてるんだ。少なくとも、これ以上悪い状況に転ぶことはないね。だけど、それって悲しいよね。今は自発性が失われて、まったく救いようがない気がする」
現在、北米をツアー中のモリッシーは、このインタヴューで自国イギリスでのロンドンとキングストン・アポン・ハルで行われるライヴの日程も発表している。
ライヴは、9月18日にハル・アリーナ、9月20・21日にロンドンのイヴェンティム・アポロでの公演が予定されている。
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