Andy Hughes/NME

Photo: Andy Hughes/NME

ウィリアム王子が最近、「年老いて弱った動物」の狩猟を支持する趣旨の発言をしたことに関して、モリッシーが激しく非難している。

ウィリアム王子は最近「ITVニュース」に対し、次のように発言している。「(動物が)繁殖力をなくし、命の終わりが近づいている時に、(狩猟許可証に)お金を払う人がいるのであれば……僕ではないけれど、そんな人がいるなら、そしてそのお金が動物の保護に使われるのであれば、深刻な絶滅危惧下にある動物の保護として正当な理由になるのではないか」

動物保護の活動家として知られるザ・スミスの元フロントマンであるモリッシーは、自身のファンサイト「トゥルー・トゥ・ユー」上で、“恐ろしい男、ウィリアム。永遠の愚か者”というタイトルの記事を投稿している。

「(ウィリアムは)動物が繁殖力をなくし全盛期を過ぎた場合(撃ち殺しても)構わないと主張している」と、モリッシーは書いている。「“クイーン”もすべての条件に当てはまるから、ウィリアムは彼女も撃ち殺されてしかるべきだと言っているのか?」

さらにモリッシーは、次のように続けている。「殺すことを根強く愛するこの腫れ物家族は、多くの種を絶滅の危機に追いやってきたのに、彼らは密猟だとか密売だとか殺しの罪から逃れてきた。なぜかって、彼らはイギリスのメディアが最も恐れる一家だからさ」

また別の記事の中でモリッシーは、もしウィリアム王子が黒人だったら「(このコメントを巡って)メディアが彼を一網打尽にして忘却の彼方へ吹き飛ばしてしまうだけでなく、彼は逮捕だってされるかもしれない」とも述べており、次のように付け加えている。

「ウィリアム、なぜ殺しを支持するんだ? 何かを殺さずには生きていけないお前は何なんだ? もし動物が自由に生きて、“年老いる”まで生き延びることができるんだとしたら、なぜ撃ち殺す? ウィリアム“王子”みたいな生まれながらの殺し屋に反するものは、大切にされてはいけないのか?」

「ウィリアム、頼むからどこか……お前のばあさんが持ってるどこかの島にでも行ってくれ。そこに行って、そこにいてくれ。お前の子どもたちを俺たちに近づけるな。それからお前自身のために、もうしゃべるな。お前はインテリの恥さらしだ」

またモリッシーは最近、ロンドン市長選に立候補する提案を受けたことが明らかになっている。

一方で、「スティーヴン」と題されたモリッシーの伝記映画を制作する話も進行中で、モリッシーの役はドラマ「戦争と平和」に出演しているジャック・ロウデンが演じるという。

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