Photo: Joshua Mullholland

ニーキャップはキューバへの国際人道支援船団「ヌエストラ・アメリカ・コンヴォイ」に合流して、ハヴァナでパフォーマンスを披露している。

国際人道支援船団「ヌエストラ・アメリカ・コンヴォイ」はキューバにおいて現在も続く人道的・経済的な危機に対応し、同国に支援物資を届ける国際的な計画となっている。この計画は当初、船団の形で計画されていたが、その後、空路、陸路、海路で人道支援物資を届ける世界的なミッションへと広がっている。

ニーキャップは現地時間3月21日に国際人道支援船団「ヌエストラ・アメリカ・コンヴォイ」による300kgの支援物資と共にキューバに到着している。

首都ハヴァナで開催された記者会見でニーキャップと同行したジェレミー・コービンはドナルド・トランプ大統領によるキューバへの燃料封鎖を批判している。今年1月にヴェネズエラのニコラス・マドゥロ大統領がアメリカに拘束されて以来、キューバはヴェネズエラからの石油供給が封鎖されており、その対応に悩まされることとなっている。

「キューバという島が窒息させられているのを目にしているのです」とモ・カラことリーアム・オ・オハニは語っている。「私たちのように、ある程度の観客にリーチできるプラットフォームを持つ人間は、そのプラットフォームを正しいこと、素晴らしいことのために使うことが重要です」

モ・カラはキューバの人々は「非常にたくましい人々」であり、自分たちも共感していると語っている。「私たちアイルランド人はイギリスの最初の植民地でした。植民地主義と抑圧、そして強制的な飢餓を理解しながら、その人生を生きてきました」

「子どもの頃からキューバの国旗やパレスチナの国旗に囲まれて育ってきました」とモ・カラは続けている。「これらの国々は常に私たちに連帯を示してくれました。そして、恩返しをすることが重要なのです。これらの国々に不正義がある限り、そして私たちにプラットフォームがある限り、恩返しをすることは自分たちの責任であり、正しいことを今後も続けていきます」

モウグリ・バップことニーシャ・オ・カーランは「キューバ国民に科せられた集団懲罰」に対する認知を高めたいと語っている。

キューバでのライヴについて尋ねられると、ニーキャップは「キューバはもう十分苦しまされてきた」と冗談を飛ばしている。

ここ数週間、キューバでは停電は続く中で鍋やフライパンを叩きながら路上で抗議活動が行われている。こうした抗議活動は近年、キューバ国民の間で何度か行われており、物資不足、停電、インフレの進行、通貨安といった問題に対する不満が国民の間では高まっている。

キューバは石油の輸入に大きく依存しており、その多くはベネズエラとメキシコから輸入されている。ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の拘束につながった米軍の作戦を受けて、これらの輸送が中断され、同国の燃料不足に繋がっている。

その後の停電と物資不足、そしてキューバの医療と教育への波及効果が抗議活動の原因となっている。

一方、アメリカ合衆国は年末までにキューバの政権交代を目指していると報じられており、ドナルド・トランプ大統領は今年1月にキューバに対して「手遅れになる前に取引する」ように迫っており、ロイター通信によればキューバの「友好的な併合」の可能性を示唆している。

先日、ニーキャップは反ユダヤ主義についての「真の問題」について言及して、あらためて「いかなる形態の差別にも反対する」ことを表明している。

モ・カラは一部の人々がこの言葉を曖昧にし、イスラエル政府に関する問題を提起する人々を沈黙させるために利用していると非難している。「イスラエルに抗議するバンドや人々を反ユダヤ主義者とレッテルを貼り始めると、この言葉の意味が薄れてしまうことになる」とモ・カラは語っている。「私たちは反ユダヤ主義ではない」

先日、ニーキャップのモ・カラは高等法院が検察による控訴を退けたため、テロ容疑が完全に棄却されたことも明らかになっている。

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