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『ザ・デイリー・ミラー』紙が報じたところによると、ザ・ローリング・ストーンズのヴォーカルであるミック・ジャガーは、メキシコ・シティでのライヴ中に、共和党のアメリカ大統領候補であるドナルド・トランプについてジョークを飛ばしたという。

ザ・ローリング・ストーンズは来週、バンドにとって初となるキューバでの公演を行うこととなっている。3月17日に開催されたメキシコ・シティのライヴでも、ミック・ジャガーは「アメリカ・ラティーナ・オレ」と題された南米ツアーの、最後から2番目の会場となるフォロ・ソルに集まった6万人のファンを熱狂させ、その中でドナルド・トランプを批判している。

ミック・ジャガーは完璧なスペイン語を使い、メキシコとアメリカの国境に壁を建設するという内容で物議を醸している共和党のアメリカ大統領候補であるドナルド・トランプの提案について冗談を飛ばしている。「フォロ・ソルですごいショウをやると聞いたよ。みんなきっと気に入るよ、ロジャー・ウォーターズがお届けする『ザ・ウォール』……ドナルド・トランプも共演するよ」とミック・ジャガーは語ったという。

ミック・ジャガーはまた、11年ぶりにスモッグ警報が当局から発令されたことを受け、ステージに登場する際にメキシコ・シティの「爽やかな空気」についても冗談を言っている。

「メキシコの空気は何て素晴らしいんだろう……今、爽やかな空気を吸い込んでるよ」とミック・ジャガーは言い、観客に笑いを起こしている。

高レベルの公害をよそに、ミック・ジャガーは衰えを見せることなく“Gimme Shelter”や“Jumping Jack Flash”、“Sympathy for The Devil”を含む激しいパフォーマンスを披露している。

アンコールでは聖歌隊を伴った“You Can’t Always Get What You Want”が披露され、“Satisfaction”によりこの日のライヴは締めくくられている。

ソールドアウトが続出したザ・ローリング・ストーンズの南米ツアーは、チリを皮切りにアルゼンチン、ブラジル、コロンビアを回っている。このツアーは、キューバのハヴァナで3月25日に敢行される無料ライヴで完結することとなっている。

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