Photo: Andy Ford for NME

コンピレーション・アルバム『ヘルプ(2)』のプロデューサーであるジェームス・フォードはアークティック・モンキーズが提供した“Opening Night”についてその起源はアルバム『AM』期にまで遡ることを明かしている。

『ヘルプ(2)』のリリースにあたってジェームス・フォードは『NME』のインタヴューに応じており、アルバムにはフォンテインズD.C.、ウェット・レッグ、ヤング・ファーザーズ、イングリッシュ・ティーチャー、パルプ、デーモン・アルバーンらが参加している。

アルバムの冒頭に収録された“Opening Night”はアークティック・モンキーズにとって2022年発表のアルバム『ザ・カー』以来の新曲となっている。新曲のリリースを受けて、これがアークティック・モンキーズとして最後の曲になるのではないかとも噂されているが、ジェームス・フォードは次のように語っている。

「ノー・コメントだね! 彼らは今も素晴らしい友人だし、また一緒にやるかもしれない。でも、今のところ、その予定はないね」

先日、ドラマーのマット・ヘルダースも活動の可能性を否定せず、音楽を作ることが「自分たちのやりたいことだ」と語っている。「話はしていないけど、これこそが間違いなく自分たちのやりたいことだし、今後もずっとやっていくことだよ」

ジェームス・フォードはアルバムに向けて最初に声を書けた人物の一人がアークティック・モンキーズだったとも『NME』に語っている。「理由は明らかだけど、彼らとは長年にわたって仕事をしてきた関係性があるからね。アークティック・モンキーズはツアーをしていたわけではないし、スタジオに入っていたわけでもない。特に何も予定がなかったから、大きなお願いにはなったんだけどね」

「最近はそれぞれが世界の別の場所で暮らしているしね。でも、彼らはアルバムに参加するために最大限の力を尽くしてくれたんだ」

ジェームス・フォードは“Opening Night”が『AM』期にまで遡る楽曲であることも明かしている。「アレックス・ターナーは『AM』期に書いた曲のデモを持っていたんだ。コーラスの歌詞とコーラスの音楽は当時のものだよ。彼はこの曲には何かあるとずっと思っていたんだと言っていたんだけど、進展することはなかった。アイディアを話し合っている時に、彼が新しいヴァースを書きたいと言ったから、新たなミドル・エイトを入れてみないかと言ったんだ」

「彼は自分のスタジオ機材を持っているから、イントロでリズムを保つためにドラム・マシーンを使っていて、そこに荒削りのアコースティック・ギターが乗るサウンドを私が気に入ったんだよね。だから、アイディアとしてはローファイな形で始まったんだけど、そこからフル・バンドのサウンドを作っていったんだ」

先日、マット・ヘルダースもバンドとして昔のアイディアを検討してみることがあることについて語っている。

「何年もの間、形にならなかったアイデアがいくつかあった。今回のことに合う作品がないかどうか、いくつかのアイディアに立ち返ってみたんだ。それで新しい曲をやってみることにしたんだよ」とマット・ヘルダースは語り、「過去にやったのを覚えている」曲の「断片」があり、「完成しなかった」ものだったことを明かしている。

「今回の曲は前にやったことの別ヴァージョンというわけじゃないんだけど、その要素は確かに入っているんだよ。僕たちにはよくあるんだけど、当時は準備ができていなかたり、完成しなかったりしたものが残っていたりするんだ」

「覚えている部分もあったりするけど、もちろん、僕たちのサウンドは時間とともに変化して、発展してきた。そして、僕たちの能力もね。10年、15年前にはできなかったことが、今になってようやくできるようになったとよく思うんだ。いまだに伸びているところがあって、ハーモニーをちゃんとできるようになったのはキャリアでも後半になってからだと思う」

マット・ヘルダースはバンドのレコーディングやツアー再開については何も語らなかったが、幼なじみでフロントマンのアレックス・ターナーと曲作りやレコーディングをするのは「これまでもずっと楽しかった」として、彼がスタジオで作業する姿を見るのはいつも楽しいと語っている。

「ずっとそこにいる必要もないんだけどね。他のドラマーもそうだろうけど、自分のことをやり終えたら、出掛けてしまっても問題ない」とマット・ヘルダースは語っている。「でも、曲が形になっていく過程を見るのがいつも楽しいんだ。最後の仕上げは、もちろん彼がヴォーカルを録ることでね。その時が自分にとってはより曲を細かく検証する機会で、リハーサルの段階では歌詞なんかで見逃していた部分もあったりするんだよね」

アークティック・モンキーズは先日の1月23日にデビュー・アルバム『ホワットエヴァー・ピープル・セイ・アイ・アム、ザッツ・ホワット・アイム・ノット』がリリースから20周年を迎えている。

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