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ジャック・ホワイトは自身の人生経験について歌詞を書く予定はないと新たなインタヴューで語っている。
ジャック・ホワイトは新刊『ジャック・ホワイト:コレクテッド・リリックス&セレクテッド・ライティング vol.1』について『ガーディアン』紙のインタヴューを受けており、そのなかでテイラー・スウィフトのようなアーティストは世間を騒がせた破局についてよく歌詞を書くけれど、自分はやらないだろうと語っている。
自身の曲の中に自伝的なものがあるかと訊かれると、ジャック・ホワイトは「そんなには多くないね」と答えている。「今ではテイラー・スウィフトのように公になった破局について歌詞を書くのが人気だけど、自分はまったく興味がないんだ。自分のことについて書くのは退屈だと思っているんだよね」
ジャック・ホワイトは自分の経験について曲を書いて、歌う度に追体験するようなことはしたくないと説明している。「それが本当につらいことなら、自分が経験した重要で痛ましいことをインターネットのバカな人々に踏みにじられるような形で世に出すつもりはないよ」
「だから、その数パーセントを自分のやっていることに落とし込んで、別のキャラクターに作り変えるんだ。別の人物の立場になってみないと、自分自身については理解できないんじゃないかな」
インタヴューではジャック・ホワイトが痛烈に批判してきたドナルド・トランプ大統領についても触れられている。ソーシャル・メディアではドナルド・トランプ大統領を批判するのに「あからさまに政治的な」曲は作らない理由を問われると、ジャック・ホワイトは次のように説明している。「ボブ・ディランが『The answer is blowin’ in the wind(答えは風に吹かれている)』と歌った時、答えが何なのかは言わなかった」
「抗議活動の時代も多くの人は葛藤していたんじゃないかと思う。何かを発信したいと思っても、発言者は消費され、罵られることになる」とジャック・ホワイトは語っている。「壇上に立って誰かを非難すると、偽善の追及は厳しくなる。大統領についてはよく知っているから、安心して言えるんだよ」
「けれど、芸術的な形態ではそうしたことを直接言うことはないだろうね。名前を出すことはないよ。キャラクターを作り上げるんだ」
現在発売中の『ジャック・ホワイト:コレクテッド・リリックス&セレクテッド・ライティング vol.1』はベン・ブラックウェルが編集したもので、2023年に刊行された『ザ・ホワイト・ストライプス:コンプリート・リリックス 1997-2007』に続くものとなっている。本書にはザ・ホワイト・ストライプス以外で書かれた歌詞、メモ、インスタグラムへの投稿などが収録されている。
「自分の詩や文章をまとめて本にすることを試してみたかったんだ」とジャック・ホワイトは語っている。「でも、誤解されるんじゃないかと少し心配だったよ。『詩』という言葉を口に出すのは大変だからね。すぐに、気取った感じがすると思われるかもしれないだろ」
一方、ジャック・ホワイトは初のヴィジュアル・アート展「ジーズ・ソーツ・メイ・ディスアピアー」がロンドンにあるダミアン・ハーストのニューポート・ストリート・ギャラリーで5月29日から9月13日まで開催されることが決定している。
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