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映画『メラニア』のプロデューサーであるマーク・ベックマンはレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドが『ファントム・スレッド』の音楽をドキュメンタリーから削除するように求めたことについて自身の見解を語っている。
映画監督のポール・トーマス・アンダーソンとジョニー・グリーンウッドは映画『ファントム・スレッド』の音楽をメラニア・トランプ大統領夫人のドキュメンタリーから削除するように求めていた。
ドキュメンタリー『メラニア』は夫であるドナルド・トランプが昨年1月に2度目の大統領就任宣誓を行う前の20日間を追ったものとなっている。
日本でも1月30日より劇場公開された本作では2017年公開の映画『ファントム・スレッド』の楽曲が使用されている。映画『ファントム・スレッド』はポール・トーマス・アンダーソンが監督を務め、ジョニー・グリーンウッドが音楽を手掛けている。
「ジョニー・グリーンウッドは楽曲の著作権を所有していませんが、ユニバーサルはこの第三者による使用についてジョニー・グリーンウッドに相談しておらず、これは作曲契約違反です」と二人は声明で述べている。「そのため、ジョニー・グリーンウッドとポール・トーマス・アンダーソンはこの楽曲をドキュメンタリーから削除するよう求めます」
今回、『メラニア』のプロデューサーであるマーク・ベックマンは『ブライトバート・ニュース』でこの訴えについて語っており、楽曲が適切にライセンスされていないという主張は「バカげている」し、「真っ赤な嘘だ」と述べている。
マーク・ベックマンは『ヴァラエティ』誌でも楽曲はドキュメンタリー『メラニア』で使われ続けることになると語っている。
「メディアや政治の駆け引きなど、あらゆるナンセンスな議論はさておき、私たちはこれまで語られたことのない、他に類を見ない物語を作りたかったんだ」とマーク・ベックマンは語っている。
マーク・ベックマンは自分たちとジョニー・グリーンウッド側の認識はほぼ一致しており、ジョニー・グリーンウッドは楽曲が再利用されることを映画スタジオから知らされなかったことに対して不満を抱いていると述べている。
「面白いよね。レディオヘッドはこれまでで最も好きなバンドの一つなんだ。彼らが公表して、映画から距離を置いたのは、私たちが暮らすこの不幸な時代の一部だと思っているよ」とマーク・ベックマンは続けている。
「私たちが作ったのは政治政策などには一切触れない素敵な映画なんだ。あの瞬間の音楽は本当に完璧で、正直、あの曲を使えたことを喜んでいたんだ」
マーク・ベックマンはドキュメンタリーで音楽を使用することが法的に問題ないことは分かっていたとも語っている。「言うまでもなく私のバックグラウンドには弁護士としてのキャリアがあって、最高の弁護士と仕事をしている。音楽に多額の費用を投じたし、あの曲が映画に使われたことを嬉しく思っているよ」
「政治的な理由から距離を置くのだとしたら、それは残念なことだね。でも、正直なところ、私はこれからも彼らのファンであり続けるし、毎日彼らの音楽を聴き続けていくよ」
善意の表れとして『メラニア』から『ファントム・スレッド』の音楽を外すことを検討するかどうかという質問に対してマーク・ベックマンは次のように答えている。「もちろん、そんなことはしないよ。話し合いたいなら、いつでも電話してくれと伝えてほしい。でも、コンテンツが配信されるインフラにかかわらず、あの曲は映画に永遠に残ることになる」
ドキュメンタリー『メラニア』はアマゾン、ディズニー、ネットフリックス、パラマウントがストリーミング配信の権利獲得に入札しており、ディズニーは約1400万ドル(約22億円)を提示したものの、アマゾンの4000万ドル(約62億円)に敗れている。これはドキュメンタリー映画としては史上最高額となっている。メラニア・トランプは2024年に出版した自伝が好評だったことが、このアイデアを思いついたきっかけだと語っている。
ブレット・ラトナー監督による『メラニア』はイギリスでの初週ランキングは29位で、興行収入は3万3000ポンド足らずとなっている。『インディペンデント』紙は4000万ドルの製作費に対して全世界で950万ドルの興行収入に留まっており、マーケティング費用として3500万ドルが追加で投入されたと報じている。
これはドキュメンタリーとしては異例の高い数字だが、その正当性を疑問視する声もあり、『デイリー・ビースト』紙は映画の興行成績を上げるために「偽造チケット販売」が行われた疑惑を報じている。
米国では初日の観客の49%が共和党支持者で、わずか2%が民主党支持者で、72%が女性だったという。現在、『ロッテン・トマト』での評価は11%となっている。
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