ウィーザーのリヴァース・クオモがファンに向けてシェイクスピアをテーマにしたイベントを開催している。
昨年、最新作『エブリシング・ウィル・ビー・オールライト・イン・ジ・エンド』をリリースしたウィーザーだが、リヴァースは「ナード・ナイト」と銘打って、イギリスの劇作家、ウィリアム・シェイクスピアの作品を称えるパーティーを開催しているという。
エンタテインメント情報サイトの「ヴァルチャー」によれば、リヴァースはイベントをロサンゼルス・シアターで開催し、シェイクスピア作品の演劇を映像化したものを上映したという。
先日はシェイクスピアの『アントニーとクレオパトラ』を上映しており、ちなみにウィーザーは前述の最新作に“クレオパトラ”という楽曲を収録している。
シェイクスピアについてリヴァース・クオモは以下のように語っている。「シェイクスピアは言葉でどれだけのことがができるか、教えてくれるわけだよね。誰も彼を真似しようなんてしないわけだけど、言葉を使いことなすことでどれだけパワフルなことができるか知るのは、すごく刺激的なことなんだよ」
「僕らはシェイクスピアの創作過程がどのようなものだったのか、よく知らないわけだけど、読んでいたら、創作の面で彼から学べることの具体例なんかも分かってくるわけでさ。例えば、彼は様々な引用元を使って書いていたわけだよね。僕としては彼の戯曲で、彼自身によるオリジナルな物語は『真夏の夜の夢』だけだと思っているんだ。シェイクスピアはいろいろな年代記を読み、違うプロットを組み合わせていったんだよね」
「今回の『アントニーとクレオパトラ』だと、『船の艫は金の延べ板』という一節のあるイノバーバスの長台詞は、クレオパトラがいかに美しいかという描写のわけだけど、シェイクスピアは様々な引用元からのたくさんの表現を拝借しているんだよね。僕はオリジナルのほうも読んだんだけど、シェイクスピアほどの人であっても先人たちの作品に頼る必要があったというのを知って、すごく刺激されたんだよ。その事実は僕にも同じことをする資格を与えてくれたんだ」
一方、リヴァース・クオモの人生を参考にしたTVドラマ「DeTour」の制作がアメリカのTVネットワークのフォックスによって見送られたことが明らかになっている。
これは、探偵によるコメディ・シリーズ『サイク/名探偵はサイキック?』を手がけたスティーヴ・フランクスによるもので、30代のロック・スターの物語によるパイロット版が制作されていた。主人公は、有名になったことで見失ってしまった人生の側面を再発見するために、キャリアの輝かしい時期にスポットライトから離れてしまう。
パイロット版ではイギリス人の俳優、ベン・アルドリッジがリヴァース・クオモに準ずる役を演じ、ピーター・ギャラガーやオリヴィア・サールビーらも出演していたという。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.