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セックス・ピストルズのベーシストであるグレン・マトロックはニーキャップに賛辞を寄せて、元バンドメンバーのジョン・ライドンを含め、ドナルド・トランプ大統領を支持するパンク・コミュニティの人々について「おかしい」と語っている。
グレン・マトロックはBBCラジオ4の番組『トゥデイ』に出演して、パンク・シーンの黎明期を振り返りながら、「当時の音楽にうんざりしている」中からセックス・ピストルズが生まれたと語っている。
「今の時代にも起きているようなことが当時もいろいろあったんだ」とグレン・マトロックは語り、どちらにも「極右の台頭」があったと述べている。
「そうしたなかをくぐり抜けて、笑い声を上げながら、いろんなものを煽ったりしていたんだよ」とグレン・マトロックは続け、右派の政治家を支持するパンクスの数が増えていることに言及している。元セックス・ピストルズのジョン・ライドンもかつてドナルド・トランプ大統領について「政界のセックス・ピストルズ」と評している。
「最近はパンクについても理解できないことがたくさんある。音楽的にはセックス・ピストルズから遠く離れて、トーキング・ヘッズ、ザ・スリッツ、ドリー・ミクスチャーまで、幅広いものがあるからね」とグレン・マトロックは語っている。「でも、パンクでも多くの人が誤解しているよね。先駆者の中にだってそういう人たちがいる」
「最近はおかしなことになっているよね。フェイスブックで出会ったパンクスの多くがドナルド・トランプ大統領を支持していて、いつも驚かされるんだ。おかしいよね」
今もなお「反抗的」なギター・ミュージックは存在していると思うかと訊かれたグレン・マトロックは存在していると思うが、メインストリームの注目を集めるのは難しくなってきていると語っている。
「問題はメディアやレコード会社が境界を少しでも押し広げるようなものを締め出すことをやり過ぎたことだと思う」とグレン・マトロックは語っている。「ラジオで聴ける音楽自体がかなり空虚なものになっているよね」
しかし、グレン・マトロックはオリジナルのパンク精神を持ちながらもブレイクを果たした数少ないグループの一つとしてニーキャップに賛辞を寄せている。「いつもじゃないとしても、ニーキャップのように数は少ないけれど、成功を収める人もいるからね。彼らについてどう思うにせよ、少なくとも挑戦はしているからね」
ジョン・ライドンは昨年ニーキャップについて否定的な見解を示している。ニーキャップはパレスチナを支持することを表明しており、ハマスやヒズボラを支持するような映像や「地元の国会議員を殺せ」と煽ったライヴ映像が問題視されていた。
ジョン・ライドンは次のように語っている。「他の人間が亡くなることを提唱したのだとしたら、いかなる形であれ道理はない。そんな奴らはこれから先、凡庸な存在であり続ける限り私の敵だ。そんなことを言うべきじゃないし、同じ人間を敵にするべきじゃない。あとは拳銃で膝を撃つ罰が必要かもしれないね」
一方、ニーキャップはグレン・マトロックの発言について言及しており、「グレン・マトロックのほうがジョニー・ロットンよりも真っ当な感じだね」と述べている。
先日、ニーキャップはモ・カラのテロ容疑が棄却されたことについて検察が控訴した審理が行われたが、判決が保留されたことが明らかになっている。
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