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イーロン・マスクによるXは複数の大手音楽出版社とその業界団体である全米音楽出版社協会(NMPA)を相手取って反トラスト法違反訴訟を提起している。

Xはこれらの出版社とNMPAが違法に共謀して、数千曲もの楽曲を配信することができなくなる業界全体の音楽ライセンス購入を強要したと主張している。

1月9日に提起されたこの訴訟ではこうした音楽出版社とNMPAが「独占力を使って」、不当に高い価格ですべての音楽出版社から音楽ライセンス購入を強要しようとしたと述べられている。

訴状では「共同で市場支配力を活用しようと共謀していた」として、「Xに対して業界全体から楽曲のライセンスを取得するよう強要して、音楽出版社間の競争による利益をないものとした」とも述べられている。

被告には世界最大の音楽出版社3社、すなわちソニー、ユニバーサル、ワーナーも名を連ねている。

『ヴァラエティ』誌は今回の訴訟を音楽ライセンスを巡るXと音楽出版社の長引く争いの最新の動きだと報じている。この争いは2023年に全米音楽出版社協会(NMPA)がXに対して起こした訴訟にまで遡り、1,700曲以上の楽曲を著作権侵害していると主張していた。

両陣営は昨年11月に和解に近づいたが、最終的には合意に至っていない。しかし、11月25日に「和解に向けて大きく進展し、書面による和解合意書の作成に取り組んだ」とも報じられていた。

全米音楽出版社協会(NMPA)のCEOであるデヴィッド・イスラエライトは「X/ツイッターはプラットフォーム上の楽曲のライセンスを取得していない唯一の大手ソーシャルメディア企業です」と述べており、Xが長年にわたって著作権侵害を行ってきたと主張している。

「メリットのない訴訟は音楽出版社とソングライターがXによる楽曲の違法使用に対して正当な権利を行使する権利を逸らそうとする悪意のある行為です」

一方、X側の弁護士はソーシャル・メディア・サイトへの削除要請を規定する連邦法であるデジタル・ミレニアム著作権法(DMCA)を音楽出版社が「武器として使っている」と述べている。

訴状によれば、デヴィッド・イスラエライトはメールで同社に対して包括的ライセンスを取得しない場合、「DMCA史上、これまでで最も大規模な」削除通知を送信すると警告したという。そのような行動はXで最も人気のあるユーザーを「常習的侵害者」に変え、サイト側は法的に削除を義務付けられると警告したとされている。

プラットフォーム側が協力を拒否した際、全米音楽出版社協会(NMPA)は最初の1年だけで20万件以上の削除要請を送信すると言われているが、X側はその多くが「正当な侵害主張の対象とならない」投稿に対するものだと述べている。

「Xは必要のない業界全体にわたるライセンス購入を強要しようとする被告の試みに抵抗したため、ほぼ毎週、数百ページに及ぶ削除通知に埋もれ続けています」とX側の弁護士は述べている。

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