レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストであるトム・モレロはザ・フーに賛辞を送り、ミュージシャンとしてザ・フーが与えた影響について語っている。
ザ・フーによる現在の50周年ツアーに合わせてトム・モレロは、米『ローリング・ストーン』誌の取材を受けている。彼は最初、バンドの「パンク的アティテュードとどもるようなヴォーカル」に魅せられたとのことで、「反逆的エネルギーによる肉切り包丁のように感じた」と語っている。“My Generation”については「パンキッシュなアドレナリンによる、短くて、シャープな衝撃」だったと評している。
彼はこう続けている。「最もクールなライヴ・バンドのように見えたんだ。楽器を破壊するなんて、本当にワイルドで、かけ離れていて、何が起こるかわからなかったんだよ。爆発的で、彼らは物を投げてて、それは振り付けのようにまったく見えなかった。ある種ロックの野獣という感じだったんだ」
「あんなロック・バンドは他にいないよ。ボブ・ディランには高潔な歌詞があるけど、彼はギターを壊さなければ、ホールに100個のボウリングの球を落としたようなサウンドも鳴らさなかった。ザ・フーはアーティストの知性と剥き出しの野獣性を誰もやったことのない方法で融合したんだ。ピート・タウンゼントはいつだってそれを実現しようと懸命になっていた。彼はその点で求道者だったんだよ。ありがたいことだよね」
「パフォーマーとしてピートからは多くのことを学んだし、彼のステージでの動きをちょっと盗んでるんだ」とトム・モレロは語っている。
昨年、ザ・フーのシンガーであるロジャー・ダルトリーは、ウィルス性の髄膜炎を患い、いくつかの公演を延期している。
当時の声明でロジャー・ダルトリーは次のように述べている。「ファンをこのような形で失望させてしまい、とても申し訳なく思っている。この4週間、僕は入退院を繰り返し、髄膜炎という診断を受けたんだ。今はもう回復し、気分もすごく良くなってきている。だけど、完全に治るまでには相当な時間がかかるんだよね。医者によれば、僕の症状は完治するが、今年はツアーを諦めるようにということなんだ」
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