Photo: GETTY

クイーンのギタリストであるブライアン・メイは未発表曲“Not for Sale (Polar Bear)”をクリスマスのラジオ番組で初公開することを発表している。

ブライアン・メイの作曲で、1974年発表のアルバム『クイーンII』のレコーディング・セッションで収録されたこの音源は50年以上にわたってアーカイヴで未公開となってきた。この音源は2026年の『クイーンII』のリイシューに先立ちリマスターされ、ブライアン・メイによる『プラネット・ロック』のラジオ番組でオンエアされるという。

“Not for Sale (Polar Bear)”はイギリス時間12月22日18時より放送される番組内でオンエアされる。

ブライアン・メイは音源の公開について次のように語っている。「スマイル時代の“Not for Sale (Polar Bear)”のブートレッグ音源を聴いたことがある人はいるかもしれない。かなり昔からある曲ですが、私の知る限り、このヴァージョンを聴いた人は誰もいません。音源は現在作業が進行中で、来年リリースされる『クイーンII』の再発盤に収録される予定だ。でも、みなさんがどう思うのか知りたくなってしまって、『プラネット・ロック』の特別番組でこっそりかけることにしました。素敵なクリスマスと素晴らしい新年を過ごしてもらえればと思います」

クイーンについては2024年に新たにリミックス&リマスターされた1973年発表のデビュー・アルバム『戦慄の王女(クイーンI)』が様々なエディションで再発されている。

再発盤はジャスティン・シャーリー=スミス、ジョシュア・J・マクレー、クリス・フレドリクソンの手によりリミックス及び修復が施され、バンド自身が長年望んでいたサウンドに生まれ変わっているとリリース時に説明されていた。

「本作は単なるリマスターではない。これは、クイーンのデビュー・アルバム全体を再構築した、まったく新しい2024年版だ。そして後知恵のご利益として、今回これを『Queen I』(*邦題は『戦慄の王女(クイーンI)』に変更)と改名することにした」とブライアン・メイはリリース時にライナーノーツで述べている。

「演奏と歌はすべて1973年の発表当初とまったく同じままだけれども、全楽器で、当時僕らが目指していた“ライヴ”感のあるアンビエントなサウンドを再現するため、再検討を行った。その結果、本来そうあるべきだったサウンドを放つ『戦慄の王女』が、現代の知識と技術を駆使して – 初めて – 誕生したというわけだ。2024年版『戦慄の王女(クイーンI)』(Queen I)こそ、僕らがずっと皆さんにお届けしたいと夢見ていたデビュー・アルバムなんだ」

プリンス&ザ・レヴォリューション - アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ : デラックス・エディション <2SHM-CD>
Amazonで見る
価格・在庫はAmazonでご確認ください

Copyright © 2025 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ