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ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーは2026年2月1日より特別ワークショップが開催されることが発表されている。
ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーは今年11月に最新作『トランキライザー』をリリースしており、ジョシュ・サフディ監督の映画『マーティ・シュプリーム』のスコアも12月25日にリリースされることが発表されている。
ワークショップではダニエル・ロパティンの創作プロセスを中心に、以下のテーマについて掘り下げられると説明されている。
電子音楽実験の起源
ミュジーク・コンクレートや偶然性音楽といった初期電子音楽の流れをたどりながら、現代の音楽制作とどのようにつながっているのかを紐解いていく。「歴史的ストリーム・オブ・コンシャスネス」という視点を手がかりに、初期電子音楽のプロセスを、現在のラップトップ環境でどのように活用できるのかを具体的に紹介する。
コラージュとプロセス志向の作曲
プロセスはどのようにして機械的な手法を超え、表現へと昇華されるのか。コラージュ的アプローチの微妙なニュアンスを解説しながら、ダニエル・ロパティンが信頼を寄せる制作テクニックを共有する。電子音楽史への深い知識と音響操作に対する独自の視点をもとに、コンピュータを用いたテープループやフェイズ・ミュージックの実験を通して、新たな音楽制作の可能性を探っていく。
コラージュとプロセス志向の作曲
プロセスはどのようにして無機質な手法を超え、表現へと昇華されるのか。コラージュ的アプローチの繊細なニュアンスに触れながら、ダニエル・ロパティンが実際に用いてきた制作テクニックを共有する。電子音楽史への深い知識と音響操作に対する独自の視点をもとに、テープループやフェイズ・ミュージックの実験を通して、新しい音楽制作のあり方を探っていく。
サンプリングと音の「再生利用」
既存の音を別の文脈に置き換えたとき、そこにどんな新しさが立ち上がるのか。ヴェイパーウェイヴの原点として知られる『Eccojams』から現在に至るまで、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーの作品を貫く「音の再文脈化」という発想について、実践的なサンプリング手法を交えながら解説する。あわせて、既存素材を使いながらも、自身のサウンドをどのように見出し、育てていくのかについても考えていく。
映画音楽と効果的なコラボレーション
音と映像が出会うことで生まれる化学反応は、創作の中でもとりわけ奥深いテーマのひとつだ。感情表現や物語性に焦点を当てながら、映画音楽に対するダニエル・ロパティンの考え方や制作プロセスをひも解き、映像制作におけるコラボレーションの可能性を探る。
本ワークショップは、下記日程にて Zoomによるオンライン形式で開催される。
※記載の時間はすべて 日本時間 (JST)
レクチャー (全4回)
2026年2月2日 (月)、9日 (月)、16日 (月)、23日 (月)
各回 5:00~6:00 (JST)
Q&Aセッション (全3回)
2026年2月5日 (木)、12日 (木)、19日 (木)
各回 5:00~ (JST)
ソング・シェア (全3回)
2026年2月8日 (日)、15日 (日)、22日 (日)
ソング・シェア実施時間
4:00~5:00 (JST)
8:00~9:00 (JST)
11:00~12:00 (JST)
16:00~17:00 (JST)
リアルタイムでの参加が難しい場合でも、各レクチャーおよびQ&Aセッションのアーカイブ映像(後日配信)を視聴することで、本プログラムに参加できる。
ワークショップの詳細はこちらから(英語)。
https://schoolofsong.org/products/workshop-with-daniel-lopatin
ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーは2026年4月に来日公演を行うことも決定している。
来日公演の詳細は以下の通り。
2026年4月1日(水)Osaka Gorilla Hall
open 18:00 / start 19:00
前売:8,800円(税込 / 別途ドリンク代)
2026年4月2日(木)Zepp DiverCity
open 18:00 / start 19:00
前売:8,800円(税込 / 別途ドリンク代)
更なる公演の詳細は以下のサイトで御確認ください。
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=15467
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