クリス・コーネルは、ザ・ローリング・ストーンズに対し、キューバに行って演奏することを「彼らの友人全員に勧める」ようにアドバイスをしている。
サウンドガーデンのシンガーであるクリス・コーネルは、オーディオスレイヴとして2005年にキューバでライヴを行ったことを回顧しながら米『ビルボード』誌に語っている。
当時、彼らはこの共産圏の国でのライヴの開催に100万ドル(約1億2000万円)の基金を募らなければならなかった。
今年3月25日、ザ・ローリング・ストーンズは、キューバの首都ハバナで無料公演を開催する予定であり、クリス・コーネルはこれに関してとてもハッピーだと述べている。
「俺は、イギリスやオーストラリアのバンドで何百万枚も売っているような奴らであれば彼らの前で演奏する余裕もあるだろうと思っていた。どうして誰もやらないんだ?」とクリス・コーネルは疑問を投げかけている。「俺たちは、もっとも困難な方法でやり遂げたから、この後、他の連中も続くだろうと思っていたんだ。それなのにこんなに時間がかかったなんてちょっと驚きだよ」
オーディオスレイヴが2005年にライヴを行って以来、ミュージシャンに対する規制は緩和されている。ディプロはメジャー・レイザーとして3月6日にライヴを行っており、2009年にもキューバコロンビア出身のシンガーであるフアネスによる「Peace Without Frontiers」と呼ばれるベネフィット・コンサートが好評を得ている。
バラク・オバマ米大統領は、このザ・ローリング・ストーンズのコンサートの3日前にキューバを訪問予定で、実現すれば88年ぶりの米大統領としての訪問を果たすことになる。
ザ・ローリング・ストーンズのコンサートについて、クリス・コーネルは「メンバーはきっとそこで素晴らしい経験をすると思うよ。一分一秒を無駄にしないで、キューバの人々と眠らずに素晴らしいひと時を過ごしてほしい」と語っている。
そしてこう続けている。「音楽シーンやバンドに関わる彼らの友人の中でも、金銭的余裕のある人たち全員に話をしてほしい。そしてキューバの人々の前でライヴをやる人々が続いてほしい」
クリス・コーネルは、2015年にリリースしたソロアルバム『ハイヤー・トゥルース』をひっさげたワールドツアーの予定をアナウンスしている。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.