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マライア・キャリーは“All I Want For Christmas Is You”が全米1位の歴代最長新記録を樹立したことにコメントしている。
“All I Want For Christmas Is You”はリリースから31年を経た最新の全米シングル・チャートで20週目の1位を獲得している。
これはリル・ナズ・Xの“Old Town Road feat. ビリー・レイ・サイラス”とシャブージーの“A Bar Song (Tipsy)”を抜いて、歴代最長新記録となっている。
“Old Town Road feat. ビリー・レイ・サイラス”は6年以上前に19週1位を獲得しており、その後、“A Bar Song (Tipsy)”も同じ19週1位で並んでいた。
マライア・キャリーは米『ビルボード』誌で新記録を成し遂げた心境を訊かれて、次のように答えている。「すごいことよね。正直、そう思う。嘘はつけないわ」
マライア・キャリーはボーイズⅡメンとのコラボレーションとなる“One Sweet Day”が16週1位を獲得して、長きにわたって全米1位の最長記録を保持していた。
「私はその座を奪われてしまったの」とマライア・キャリーは“Old Town Road”が新記録を成し遂げた時のことを振り返っている。「腹が立ったけど、でも、私に何ができるというの?」
16週1位の記録はその後、ルイス・フォンシ&ダディ・ヤンキー&ジャスティン・ビーバーによる“Despacito”、モーガン・ウォーレンの“Last Night”が並ぶこととなっている。また、ハリー・スタイルズは“As It Was”で15週1位を獲得している。
マライア・キャリーは“All I Want For Christmas Is You”がタイトルを奪還することになるとは「まったく考えていなかった」と語っている。「まさかこんなことになるなんて予想もしていなかったわ」
“All I Want For Christmas Is You”が現在の20週を超えてどこまで記録を伸ばすことになるかと訊かれると、マライア・キャリーは次のように答えている。「分からない。そのうち、クリスマスじゃなくなるわけだから。まあ、でもクリスマスは大好きだけどね」
マライア・キャリーは先週締めくくられたラスベガスの「ヒア・フォー・イット・オール・ホリデー・スペシャル」公演もあって、クリスマス・シーズンは謳歌していると語っている。「毎晩、公演をやってきたわけだけど、ただお祝いしたいだけなのよ」
マライア・キャリーはミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの開会式に出演することも明らかになっており、インスタグラムで「謙虚にトーチを受け取ります。20週1位、本当に感謝しています」とも述べている。
昨年、マライア・キャリーは1994年発表の“All I Want For Christmas Is You”とアルバム『メリー・クリスマス』の30周年を記念して、複数の商品がリリースされている。
“All I Want For Christmas Is You”は2019年に全米シングル・チャートで初めて1位を獲得しており、全英シングル・チャートでは2020年に初めての1位を獲得している。
マライア・キャリーは2021年に『NME』のインタヴューでクリスマス・アルバムを作ることになった経緯について次のように振り返っている。「あの頃はよくないことも覚えているけれど、本当の幸せが輝いていたことも覚えている」
「私より賢い人が若い頃にクリスマス・アルバムを作ってみることを提案してくれた。私は『うーん、そういうのはもっと歳を重ねてからじゃない?』とも思ったんだけど、『まあ、いいか。クリスマスは大好きだし』と答えたの」
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